JR東海キハ75形
《最終更新》 2020.01.27
1.概要
キハ75形はJR東海が1993年から製造した一般形気動車である。1999年にかけて、急行「かすが」、快速「みえ」、武豊線に2両編成20本が投入された。2015年から高山本線、太多線で運行を開始した。
2.外観の特徴
製造時期による差異が存在する。1994年に製造された0・100番台(以下、前期形)は前照灯が窓下に2灯であり、1999年に製造された200・300番台、ワンマン対応の400・500番台(後期形)は前照灯が貫通扉上部と窓下の4灯である。
改造による変化として、2009年頃からATS-PT車上子を保護するための保護板がスカート下部に取り付けられた。
2015年から一部車両が高山本線、太多線で運行を開始し、200・300番台に耐寒対策工事を施した1200・1300番台、耐寒対策工事とワンマン対応を施した3200・3300番台、400・500番台に耐寒対策工事を施した3400・3500番台が登場した。この改造による外観の変化は生じていない。
塗装は全車両がオレンジと白帯(●標準色)である。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●標準色 |
A02 | 現存 | 前期形/●標準色 [保護板] |
B01 | 消滅 | 後期形/●標準色 |
B02 | 現存 | 後期形/●標準色 [保護板] |
4.各バリエーション解説
A01 | 前期形/●標準色 |
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1994年に製造された0・100番台の落成時の姿。2009年頃にスカート下部に保護板が設置され、この姿は消滅した。
名古屋車両区 キハ75-5
名古屋駅 2007.11.23
B01 | 後期形/●標準色 |
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1999年に製造された200・300・400・500番台の落成時の姿。貫通扉上部の前照灯が特徴である。2009年頃にスカート下部に保護板が設置され、この姿は消滅した。
名古屋車両区 キハ75-401
名古屋駅 2007.11.23