国鉄キハ66系
1. 概要
キハ66系は国鉄が1975年に製造した一般形気動車である。北九州地区に2両編成15本が投入された。2001年には長崎地区に転用され、快速「シーサードライナー」を中心に使用された。2016年から経年廃車が進行している。
2. 外観の特徴
塗装はクリーム色をベースに窓周りが朱色(以下、
改造による変化として、1988年頃から2000年頃にかけてタイフォンカバーが改造され、シャッター式からスリット式(スリット)に変更された。1993年から2000年にかけて機関換装が施され、同時に屋根上の冷却器が撤去(冷却器撤去)された。1995年頃から2000年頃にかけて腐食対策として、屋根上の通風器が撤去(通風器撤去)された。これら改造は同時期に並行して実施されたため、過渡期においては様々な組み合わせが存在した。
3. 特徴マトリックス図
●SSL色 |
●HTB色 |
4. バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●朱色 |
A02 | 消滅 | ●国鉄色 |
A03 | 現存 | ●国鉄色 [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
A11 | 消滅 | ●九州色Ⅰ |
A12 | 消滅 | ●九州色Ⅰ [スリット] |
A13 | 消滅 | ●九州色Ⅰ [冷却器撤去] |
A14 | 消滅 | ●九州色Ⅰ [冷却器撤去][スリット] |
A15 | 消滅 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去] |
A16 | 消滅 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去][スリット] |
A17 | 消滅 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去][冷却器撤去] |
A18 | 消滅 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
A21 | 消滅 | ●九州色Ⅱ |
A22 | 消滅 | ●九州色Ⅱ[スリット] |
A31 | 現存 | ●SSL色 [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
A41 | 現存 | ●HTB色 [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
5. 各バリエーション解説
A01 | ●朱色 |
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落成時の姿。国鉄急行色に準じたデザインだが、窓周りが朱色な点が特徴である。後に窓周りが赤色に変更され、この姿は消滅した。
A02 | ●国鉄色 |
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塗装変更後の姿。1978年頃に窓周りが赤色に変更され、国鉄急行色になった。1986年から九州色に変更され、この姿は消滅した。
A03 | ●国鉄色 [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
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国鉄色に復元されたキハ66・67-1・110の姿。2000年にミレニアム記念として、キハ66・67-1が国鉄色に変更された。2010年にはキハ66・67-110も同様に変更された。タイフォンカバーのスリット化や通風器撤去、機関換装による冷却器撤去が施されているので、国鉄時代の姿とは異なっている。現在もこの姿で使用されている。
A12 | ●九州色Ⅰ [スリット] |
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タイフォンカバー改造後の姿。1988年頃からタイフォンカバーがスリット形に改造された。後に各種改造が施され、この姿は消滅した。
A13 | ●九州色Ⅰ [冷却器撤去] |
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機関換装後の姿。1993年から機関換装改造が施され、同時に屋根上の冷却器が撤去された。後に各種改造が施され、この姿は消滅した。
A14 | ●九州色Ⅰ [冷却器撤去][スリット] |
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タイフォンカバー改造と機関換装後の姿。1988年頃からタイフォンカバー改造、1993年から機関換装によって冷却器が撤去された。後に通風器が撤去され、この姿は消滅した。
A15 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去] |
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通風器撤去後の姿。1995年頃から2000年頃にかけて、屋根上の通風器が撤去された。後に各種改造が施され、この姿は消滅した。
A16 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去][スリット] |
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タイフォンカバー改造と通風器撤去後の姿。1988年頃からタイフォンカバー改造、1995年頃から通風器撤去が施された。後に機関換装が施され、この姿は消滅した。
A17 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去][冷却器撤去] |
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機関換装と通風器撤去後の姿。1993年から機関換装によって冷却器が撤去され、1995年頃から通風器撤去が施された。後にタイフォンカバー改造が施され、この姿は消滅した。
A18 | ●九州色Ⅰ [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
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タイフォンカバー改造および機関換装、通風器撤去後の姿。2000年頃にかけて各種改造が施された。2001年に長崎地区に転用され、塗装変更によってこの姿は消滅した。
A21 | ●九州色Ⅱ |
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塗装変更後の姿。1986年から地域色が採用され、この姿になった。一部車両は前面帯が側面帯と同じ高さに揃えられていた。後に各種改造が施され、この姿は消滅した。
A22 | ●九州色Ⅱ[スリット] |
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タイフォンカバー改造後の姿。1988年頃からタイフォンカバーがスリット形に改造された。一部車両は前面帯が側面帯と同じ高さに揃えられていた。後に前面帯の高さが変更され、この姿は消滅した。
A31 | ●SSL色 [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
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長崎地区転用後の姿。2001年に長崎地区の快速「シーサイドライナー」に転用され、専用塗装に変更された。現在もこの姿で使用されている。
A41 | ●HTB色 [通風器撤去][冷却器撤去][スリット] |
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長崎地区のキハ66・67-12の姿。2010年に「ハウステンボス」の特別塗装に変更された。現在もこの姿で使用されている。