キハ38形

国鉄/水島臨海鉄道キハ38形

《最終更新》 2024年1月14日

概要

キハ38形は国鉄が1986年から製造した一般形気動車である。1987年にかけて八高線に7両が投入された。1996年に久留里線に転用され、2012年まで使用された。1両が水島臨海鉄道に売却された。


外観の特徴

落成時の塗装はクリーム色に赤と黒帯(以下、八高色)である。1996年に久留里線に転用され、クリーム色に青帯(旧久留里色)に変更された。1997年には白をベースに緑と青帯で前面扉が黄色(新久留里色)に変更された。

水島臨海鉄道では、導入時に国鉄一般形気動車に準じた朱色とクリーム色のツートン(●一般色)に変更された。2022年には落成時の八高色に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 八高色

落成時の姿。八高線に投入され、専用塗装が施されていた。1996年に久留里線に転用され、この姿は消滅した。2022年に水島臨海鉄道のキハ38-104にこの塗装が採用され、現在もこの姿で使用されている。

水島臨海鉄道 キハ38-104
水島臨海鉄道 キハ38-104
撮影場所 三菱自工前駅   撮影日 2022年9月
リストへ戻る
A02 旧久留里色

1996年の塗装変更後の姿。久留里線に転用され、在来車と同様の塗装が施された。1997年に塗装が変更され、この姿は消滅した。2023年に「ポッポの丘」で保存されているキハ38-1にこの塗装が採用された。

ポッポの丘 キハ38-1
ポッポの丘 キハ38-1
撮影場所 ポッポの丘   撮影日 2024年1月
リストへ戻る
A03 新久留里色

1997年の塗装変更後の姿。白をベースに緑と青帯で前面扉が黄色に変更された。キハ38-1が千葉県いすみ市の「ポッポの丘」で保存されたが、塗装変更によってこの姿は消滅した。

幕張車両センター木更津派出 キハ38-2
幕張車両センター木更津派出 キハ38-2
撮影場所 木更津駅   撮影日 2007年5月
リストへ戻る
A04 ●一般色

水島臨海鉄道のキハ38-104の姿。JR東日本から購入したキハ37-1003に国鉄一般気動車の標準色を施した。2022年に八高色に変更され、この姿は消滅した。

水島臨海鉄道 キハ38-104
水島臨海鉄道 キハ38-104
撮影場所 西富井駅   撮影日 2021年11月
リストへ戻る