国鉄/水島臨海鉄道キハ37形
概要
キハ37形は国鉄が1983年に製造した一般形気動車である。加古川地区に2両と房総地区に3両が投入された。加古川地区の車両はJR西日本が承継し、1999年に米子地区へ転出、2003年まで使用された。房総地区の車両はJR東日本に承継され、2012年まで久留里線で使用、廃車後は水島臨海鉄道に売却された。水島臨海鉄道は2014年から朝夕ラッシュ輸送時に使用している。
外観の特徴
落成時期による差異は存在しない。落成時の塗装は黄味がかった赤色の赤11号(以下、●赤色)であり、キハ40系などに施された朱色5号とは異なっていた。
加古川地区の車両は1987年に青緑色と白帯(●加古川色Ⅰ)に変更され、1988年に前面帯が3本(●加古川色Ⅱ)に変更された。1999年に米子地区に転用され、朱色5号(●朱色)になった。
房総地区の車両は1988年にクリーム色に青帯(●旧久留里色)に変更され、1997年には白をベースに緑と青帯で前面扉が黄色(●新久留里色)になった。1998年には冷房化改造が施され、屋根上にAU26冷房装置(AU26)が設置された。
水島臨海鉄道ではキハ37-101・102が水色に青帯(●水島色)、キハ37-103が国鉄一般形気動車に準じた朱色とクリーム色のツートン(●一般色)に変更された。2021年にキハ37-103が落成時の赤色に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●赤色 |
A02 | 現存 | ●赤色 [AU26] |
A11 | 消滅 | ●加古川色Ⅰ |
A12 | 消滅 | ●加古川色Ⅱ |
A21 | 消滅 | ●朱色 |
A31 | 消滅 | ●旧久留里色 |
A32 | 消滅 | ●新久留里色 |
A33 | 消滅 | ●新久留里色 [AU26] |
A41 | 現存 | ●水島色 [AU26] |
A42 | 消滅 | ●一般色 [AU26] |
各バリエーション解説
A02 | ●赤色 [AU26] |
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水島臨海鉄道のキハ37-103の塗装変更後の姿。2021年に落成時と同じ赤色に変更された。現在はこの姿で使用されている。
A32 | ●新久留里色 |
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久留里線で使用されたキハ37-2の塗装変更後の姿。1997年に白をベースに緑と青帯で前面扉が黄色に変更された。1998年に冷房化改造が施され、この姿は消滅した。キハ37-1001・1002について、塗装変更と冷房化改造の時系列が不明である。
A33 | ●新久留里色 [AU26] |
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久留里線で使用されたキハ37-2・1001・1002の冷房化改造後の姿。1998年にAU26冷房装置による冷房化改造が施された。2013年に水島臨海鉄道に売却され、塗装変更によってこの姿は消滅した。
A41 | ●水島色 [AU26] |
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水島臨海鉄道のキハ37-101・102の姿。JR東日本から購入したキハ37-1002・1003にオリジナルカラーを施した。現在もこの姿で使用されている。
A42 | ●一般色 [AU26] |
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水島臨海鉄道のキハ37-103の姿。JR東日本から購入したキハ37-2に国鉄一般気動車の標準色を施した。2021年に落成時の赤色に変更され、この姿は消滅した。