JR北海道キハ281系
《最終更新》 2024年9月14日
概要
キハ281系はJR北海道が1992年から製造した特急形気動車である。1993年にかけて特急「スーパー北斗」用として27両が投入された。2022年に定期運行を終了し、2023年までに廃車された。
外観の特徴
試作車(以下、試作形)は前面貫通扉窓が小型であり、量産車(量産形)は大型化された。落成時の塗装は青色と黄緑色で、試作形はスカートが灰色(●標準色Ⅰ)、量産形はスカートが青色(●標準色Ⅱ)である。試作形のスカートは1993年頃までに青色に変更され、2022年に復刻塗装としてキハ281-901のスカートが灰色に復元された。
改造による変化として、試作車の量産化改造時に先頭部の側扉窓が量産車に準じて小型化された(側扉改造)。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 試作形/●標準色Ⅰ |
A02 | 現存 | 試作形/●標準色Ⅰ [側扉窓改造] |
A11 | 消滅 | 試作形/●標準色Ⅱ |
A12 | 消滅 | 試作形/●標準色Ⅱ [側扉窓改造] |
B01 | 消滅 | 量産形/●標準色Ⅱ |
各バリエーション解説
A02 | 試作形/●標準色Ⅰ [側扉窓改造] |
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キハ281-901の復刻塗装後の姿。2022年に引退を記念した復刻塗装として、同車のスカートが灰色に復元された。量産化改造により縮小された側扉窓が落成当初とは異なる。現在は苗穂工場に保存されている。
A12 | 試作形/●標準色Ⅱ [側扉窓改造] |
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試作車の量産化改造後の姿。1993年頃に量産化改造が施され、先頭部の側扉窓が小型化された。2023年までに廃車され、この姿は消滅した。
函館運輸所 キハ281-901
苗穂駅付近 2022年6月