JR北海道キハ261系
概要
キハ261系はJR北海道が1998年から製造した特急形気動車である。2001年にかけて特急「スーパー宗谷」用として0番台の4両編成4本、2006年から2009年にかけて特急「スーパーとかち」向けに1000番台の21両が投入された。2013年以降は特急「スーパー北斗」、「おおぞら」用として1000番台が増備されている。2020年から2021年にかけて波動用として5000番台の5両編成2本が投入された。
外観の特徴
製造時期による差異として、0番台(以下、前期形)は横並びの前照灯とビードプレスが施された側板が特徴である。1000番台は前面デザインの変更によって前照灯が縦並びになり、側板のビードプレスも廃止された。2018年6月までに落成された1000番台(中期形)は側窓の上下に側板の溶接部があるが、2018年9月以降に落成された1000番台と5000番台(後期形)は溶接部が側窓下のみである。
当初は全車両が青色、黄緑色、黄色(●旧標準色)であったが、2015年12月から1000番台は全車両が白、黄色、紫色(●新標準色)に変更された。5000番台は編成ごとに塗装が異なり、はまなす編成(ST5101・ST5201編成)は濃淡のピンク色(●はまなす色)であり、ラベンダー編成は濃淡の青紫色(●ラベンダー色)である。
改造による変化として、2001年頃に0番台の側窓にポリカーボネート板が設置(側窓改造)された。2016年以降に落成された車両は愛称表示器がLED式(LED表示器)に変更され、1000番台の一部車両は2017年からLED式に改造された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●旧標準色 |
A02 | 現存 | 前期形/●旧標準色 [側窓改造] |
B01 | 消滅 | 中期形/●旧標準色 |
B02 | 消滅 | 中期形/●旧標準色 [LED表示器] |
B11 | 現存 | 中期形/●新標準色 |
B12 | 現存 | 中期形/●新標準色 [LED表示器] |
C01 | 現存 | 後期形/●新標準色 [LED表示器] |
C11 | 現存 | 後期形/●はまなす色 [LED表示器] |
C12 | 現存 | 後期形/●ラベンダー色 [LED表示器] |
各バリエーション解説
A02 | 前期形/●旧標準色 [側窓改造] |
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0番台の側窓改造後の姿。2001年頃に側窓の破損を防ぐためのポリカーボネート板が設置された。現在もこの姿で使用されている。
B02 | 中期形/●旧標準色 [LED表示器] |
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1000番台の愛称表示器LED化後の姿。2017年から愛称表示器がLED式に改造された。塗装変更と同時期に実施され、一部車両は旧塗装のまま施工された。2019年までに塗装変更され、この姿は消滅した。
B11 | 中期形/●新標準色 |
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1000番台の新塗装化後の姿。2015年12月から新塗装に変更された。愛称表示器がLED化されていない車両はこの姿である。現在も一部車両がこの姿で使用されている。
B12 | 中期形/●新標準色 [LED表示器] |
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1000番台の新塗装化と愛称表示器LED化後の姿。2017年から愛称表示器がLED式に改造され、この姿になった。2016年8月から2018年6月に落成された車両は当初からこの姿であった。現在もこの姿で使用されている。
C01 | 後期形/●新標準色 [LED表示器] |
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2018年9月以降に落成された1000番台の姿。側窓上部に接合部がない点が特徴である。現在もこの姿で使用されている。