JR東海キハ25形
1.概要
キハ25形はJR東海が2010年から製造した一般形気動車である。2011年にかけて武豊線用として座席配置がクロスシートの0・100番台の2両編成5本が投入された。2014年と2015年には寒地形でロングシートの1000・1100番台の2両編成12本、2015年と2016年には暖地形でロングシートの1500・1600番台の2両編成14本が投入された。
2.外観の特徴
製造時期による差異が存在する。2011年までに製造された0・100番台(以下、前期形)は313系に準じた車体が特徴であり、2014年以降に製造された1000・1100・1500・1600番台(後期形)はビードプレスのない車体が特徴である。また、仕様によりスカートに差異が存在し、暖地形の1500・1600番台はスノープロウがなく下方に拡大されたスカート(大型スカート)を装備している。
改造による変化として、2015年に0・100番台が高山線・太多線に転用され、あわせて側扉にステップを追加する改造(側扉改造)が実施された。
塗装は全車両がオレンジと白帯(●標準色)である。
3.バリエーション一覧
No.
|
現状
|
特徴 |
---|---|---|
A01 | 消滅 | 前期形/●標準色 |
A02 | 消滅 | 前期形/●標準色 [側扉改造] |
A11 | 現存 | 後期形/●標準色 |
A21 | 現存 | 後期形/●標準色 [大型スカート] |
4.各バリエーション解説
A01 | 前期形/●標準色 |
---|
0・100番台の落成時の姿。武豊線向けとして投入され、側扉のステップは準備工事であった。2015年に高山線・太多線に転用され、あわせて側扉にステップが設置された。この姿は消滅している。
A02 | 前期形/●標準色 [側扉改造] |
---|
0・100番台の側扉改造後の姿。2015年の高山線・太多線転用にあわせて側扉にステップが設置された。現在はこの姿で使用されている。
A21 | 後期形/●標準色 [大型スカート] |
---|
暖地形の1500・1600番台の姿。スノープロウが省略されており、スカートが下部に拡大されている。現在もこの姿で使用されている。