JR東日本E653系

JR東日本E653系

《最終更新》 2019.01.27

1.概要

E653系はJR東日本が1997年から製造した特急形交直流電車である。常磐線の特急「フレッシュひたち」に7両編成8本と4両編成4本が投入された。2013年まで同列車に使用され、現在は羽越本線の特急「いなほ」、信越本線の特急「しらゆき」で使用されている。2019年から1編成が勝田車両センターに配属され、波動用として使用される。


2.外観の特徴

製造時期による差異は存在しない。当初の塗装は編成ごとに、スカーレットブロッサム(以下、赤色)、ブルーオーシャン(青色)、イエロージョンキル(黄色)、グリーンレイク(緑色)、オレンジパーシモン(橙色)であった。2013年から2015年にかけて転用改造が施され、特急「いなほ」用の1000番台、特急「しらゆき」用の1100番台に改造された。耐寒耐雪改造としてスカートが強化形(強化形スカート)に変更されたほか、1000番台は黄色を基調とした塗装(いなほ色)、1100番台は白に赤と紺の塗装(しらゆき色)に変更された。また、2017年には1000番台のU106編成が青の単色塗装(瑠璃色)、U107編成がピンクの単色塗装(ハマナス色)に変更された。2018年にU108編成が国鉄特急色(●国鉄特急色)に変更され、K70編成として勝田車両センターに転属した。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 赤色

スカーレットブロッサム色の0番台の姿。カツK301編成とK305編成がこの姿であった。転用改造により、この姿は消滅している。

勝田車両センター カツK301編成
勝田車両センター カツK301編成
撮影場所 水戸駅   撮影日 2008.03.02
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A02 青色

ブルーオーシャン色の0番台の姿。カツK302編成とK308編成がこの姿であった。転用改造により、この姿は消滅している。

勝田車両センター カツK302編成
勝田車両センター カツK302編成
撮影場所 上野駅   撮影日 2011.06.04
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A03 黄色

イエロージョンキル色の0番台の姿。カツK303編成とK306編成がこの姿であった。転用改造により、この姿は消滅している。

勝田車両センター カツK306編成
勝田車両センター カツK306編成
撮影場所 水戸駅   撮影日 2008.03.02
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A04 緑色

グリーンレイク色の0番台の姿。カツK304編成とK307編成がこの姿であった。転用改造により、この姿は消滅している。

勝田車両センター カツK304編成
勝田車両センター カツK304編成
撮影場所 馬橋駅   撮影日 2012.08.19
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A05 橙色

オレンジパーシモン色の0番台の姿。カツK351~K354編成がこの姿であった。転用改造により、この姿は消滅している。

勝田車両センター カツK351編成
勝田車両センター カツK351編成
撮影場所 鶯谷駅   撮影日 2012.04.07
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B01 いなほ色 [強化形スカート]

1000番台の姿。0番台から改造され、特急「いなほ」に使用されている。

新潟車両センター ニイU105編成
新潟車両センター ニイU105編成
撮影場所 新潟駅   撮影日 2019.12.27
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B02 瑠璃色 [強化形スカート]

2017年に塗装が変更されたU106編成の姿。塗装は沿線の海の色をイメージした青の単色である。特急「いなほ」に使用されている。

新潟車両センター ニイU106編成
新潟車両センター ニイU106編成
撮影場所 新潟駅   撮影日 2018.03.23
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B03 ハマナス色 [強化形スカート]

2017年に塗装が変更されたU107編成の姿。塗装は沿線の海岸線に自生するハマナスの花色をイメージしたピンクの単色である。特急「いなほ」に使用されている。

新潟車両センター ニイU107編成
新潟車両センター ニイU107編成
撮影場所 新潟駅   撮影日 2018.03.23
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B04 ●国鉄特急色 [強化形スカート]

国鉄特急色に変更されたK70編成の姿。2018年にU108編成が勝田車両センターに転属し、あわせて塗装が変更された。波動用として使用されている。

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B11 しらゆき色 [強化形スカート]

1100番台の姿。0番台から改造され、特急「しらゆき」を中心に使用されている。

新潟車両センター ニイH202編成
新潟車両センター ニイH202編成
撮影場所 直江津駅   撮影日 2016.05.14
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