JR東日本E531系
1.概要
E531系はJR東日本が2005年から製造した一般形交直流電車である。2005年から2020年にかけて、常磐線、水戸線用の0番台の10両編成26本と5両編成33本が投入された。また、2015年から2017年にかけて、東北本線、常磐線用として、寒冷地に対応した3000番台の5両編成7本が投入された。
2.外観の特徴
製造時期による車体構造の差異が存在し、2006年から2014年までに製造された車両(以下、前期形)は先頭部側面が銀色に塗装され、屋根上のランボードが途切れているのに対して、2015年以降に製造された車両(後期形)は先頭部側面が無塗装で、ランボードは先頭部の鋼体から連続している。
仕様による差異として、座席配置により側窓の構造が異なり、セミクロスシート車(クロス)はピラーが2本だが、ロングシート車(ロング)はピラーが1本である。また、基本編成にはグリーン車(G車)が連結され、ダブルデッカー構造が特徴である。
塗装は全車両が青帯(●常磐色)である。
改造による変化として、2007年までに製造された車両は従来型のスカートを装着していたが、2009年頃に強化形(強化形スカート)に変更された。なお、2007年以降の車両は落成時から強化形スカートである。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形(クロス)/●常磐色 |
A02 | 現存 | 前期形(クロス)/●常磐色 [強化形スカート] |
B01 | 消滅 | 前期形(ロング)/●常磐色 |
B02 | 現存 | 前期形(ロング)/●常磐色 [強化形スカート] |
C01 | 現存 | 後期形(クロス)/●常磐色 [強化形スカート] |
D01 | 現存 | 後期形(ロング)/●常磐色 [強化形スカート] |
E01 | 現存 | G車/●常磐色 |
4.各バリエーション解説
A01 | 前期形(クロス)/●常磐色 |
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2007年までに製造されたセミクロスシート車の落成時の姿。従来型のスカートが特徴であった。2009年に強化形スカートに変更され、この姿は消滅した。
A02 | 前期形(クロス)/●常磐色 [強化形スカート] |
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強化形スカートを装備したセミクロスシート車の姿。2007年までに製造された車両は2009年にスカートが変更され、この姿になった。以降に製造された車両は落成時からこの姿である。現在もこの姿で使用されている。
B02 | 前期形(ロング)/●常磐色 [強化形スカート] |
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強化形スカートを装備したロングシート車の姿。2007年までに製造された車両は2009年にスカートが変更され、この姿になった。以降に製造された車両は落成時からこの姿である。現在もこの姿で使用されている。
C01 | 後期形(クロス)/●常磐色 [強化形スカート] |
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2015年以降に製造されたセミクロスシート車の姿。先頭部から連続しているランボードが特徴である。現在もこの姿で使用されている。
D01 | 後期形(ロング)/●常磐色 [強化形スカート] |
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2015年以降に製造されたロングシート車の姿。先頭部から連続しているランボードが特徴である。現在もこの姿で使用されている。
E01 | G車/●常磐色 |
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基本編成に連結されているグリーン車の姿。2006年から編成に組み込まれ、2007年3月から営業が開始された。現在もこの姿で使用されている。