
JR東日本E531系
概要
E531系はJR東日本が2005年から製造した一般形交直流電車である。2020年にかけて0番台の10両編成26本と5両編成33本、寒冷地対応とした3000番台の5両編成7本が投入された。常磐線、水戸線、東北本線(黒磯~新白河)で使用される。
外観の特徴
2006年から2014年までに製造されたセミクロスシート車(前期形A)は扉間の側窓が3分割であり、ロングシート車(前期形B)は側窓が2分割である。2015年以降に製造されたセミクロスシート車(後期形A)は運転席部分の鋼体構造が変更され、屋根上のランボードが先頭部まで連続している点が特徴である。2015年以降に製造されたロングシート車(後期形B)も同様に変更された。グリーン車(サロ形)は2階建て車両である。
塗装は青帯(●常磐色)である。2021年にカツK451編成、2022年にカツK423編成が赤とクリーム色(●赤電色)に変更された。
2007年以降に製造された車両は強化スカートが採用され、2009年頃までに全車両が変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形A/●常磐色 |
A02 | 現存 | 前期形A/●常磐色 [強化スカート] |
A11 | 現存 | 前期形A/●赤電色 [強化スカート] |
B01 | 消滅 | 前期形B/●常磐色 |
B02 | 現存 | 前期形B/●常磐色 [強化スカート] |
B11 | 現存 | 前期形B/●赤電色 [強化スカート] |
C01 | 現存 | 後期形A/●常磐色 [強化スカート] |
D01 | 現存 | 後期形B/●常磐色 [強化スカート] |
E01 | 現存 | サロ形/●常磐色 |
E11 | 現存 | サロ形/●赤電色 |
各バリエーション解説
A01 | 前期形A/●常磐色 |
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2007年までに製造されたセミクロスシート車の落成時の姿。2009年に強化スカートに変更され、この姿は消滅した。



A11 | 前期形A/●赤電色 [強化スカート] |
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赤電色に変更されたカツK451編成、カツK423編成のクロスシート車の姿。2021年に勝田車両センター60周年を記念してカツK451編成が401系に準じた赤電色に変更された。2022年にはカツK423編成も同様に変更された。現在もこの姿で使用されている。
B11 | 前期形B/●赤電色 [強化スカート] |
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赤電色に変更されたカツK451編成、カツK423編成のロングシート車の姿。2021年に勝田車両センター60周年を記念してカツK451編成が401系に準じた赤電色に変更された。2022年にはカツK423編成も同様に変更された。現在もこの姿で使用されている。
C01 | 後期形A/●常磐色 [強化スカート] |
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2015年以降に製造されたセミクロスシート車の姿。運転席部分の鋼体構造が変更され、屋根上のランボードが先頭部まで連続している点が特徴である。現在もこの姿で使用されている。



D01 | 後期形B/●常磐色 [強化スカート] |
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2015年以降に製造されたロングシート車の姿。運転席部分の鋼体構造が変更され、屋根上のランボードが先頭部まで連続している点が特徴である。現在もこの姿で使用されている。



E01 | サロ形/●常磐色 |
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基本編成に連結されるグリーン車の姿。2006年から編成に組み込まれ、2007年3月から営業が開始された。現在もこの姿で使用されている。


