
JR東日本E501系
概要
E501系はJR東日本が1995年から製造した通勤形交直流電車である。交流電化である常磐線の取手以北の通勤需要に対応するため、1997年にかけて10両編成4本と5両編成4本が投入された。2007年以降は常磐線水戸地区や水戸線で使用される。
外観の特徴
川崎重工業が製造した車両(以下、川重形)は側窓の隅部のRが大きく、東急車輛製造が製造した車両(東急形)は側窓の隅部のRが小さい。
改造による変化として、2006年に停電時の換気対策として側窓が開閉式に変更(側窓改造)された。2019年から一部編成の行先表示器が3色LED式(3C-LED)に改造された。
塗装は青緑と白帯(●常磐色)である。2023年にカツK754編成がイベント専用車両「E501 SAKIGAKE」に改造され、白とベージュとピンク色のデザイン(●SAKIGAKE)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 川重形/●常磐色 |
A02 | 現存 | 川重形/●常磐色 [側窓改造] |
A03 | 現存 | 川重形/●常磐色 [側窓改造][3C-LED] |
B01 | 消滅 | 東急形/●常磐色 |
B02 | 現存 | 東急形/●常磐色 [側窓改造] |
B11 | 現存 | 東急形/●SAKIGAKE [側窓改造][3C-LED] |
各バリエーション解説
A01 | 川重形/●常磐色 |
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川崎重工業で製造された車両の落成時の姿。川崎重工業で製造されたカツK701~K703・K752・K753編成は、隅部のRが大きな側窓が特徴である。2006年に側窓が開閉式に改造され、この姿は消滅した。
A02 | 川重形/●常磐色 [側窓改造] |
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川崎重工業で製造された車両の側窓改造後の姿。2006年に停電時の換気対策として側窓が開閉式に変更された。2019年からLED式行先表示器に改造され、現在はカツK753編成がこの姿で使用されている。



B01 | 東急形/●常磐色 |
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東急車輛製造で製造された車両の落成時の姿。東急車輛製造で製造されたカツK704・K751・K754編成は、隅部のRが小さな側窓が特徴である。2006年に側窓が開閉式に改造され、この姿は消滅した。
B02 | 東急形/●常磐色 [側窓改造] |
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東急車輛製造で製造された車両の側窓改造後の姿。2006年に停電時の換気対策として側窓が開閉式に変更された。現在もこの姿で使用されている。



B11 | 東急形/●SAKIGAKE [側窓改造][3C-LED] |
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イベント専用車両「E501 SAKIGAKE」の姿。2023年にカツK754編成がイベント専用車両「E501 SAKIGAKE」に改造され、白とベージュとピンク色のデザインに変更された。現在もこの姿で使用されている。