JR東日本E233系

JR東日本E233系

《最終更新》 2025年4月5日

概要

E233系はJR東日本が2006年から製造した一般形直流電車である。2024年にかけて中央快速線、青梅線、五日市線に0番台の10両編成43本、6両編成28本、4両編成25本、京浜東北・根岸線に1000番台の10両編成83本、常磐緩行線に2000番台の10両編成19本、東海道線、東北・高崎線に3000番台の10両編成33本、5両編成39本、京葉線に5000番台の10両編成20本、6両編成4本、4両編成4本、横浜線に6000番台の8両編成28本、埼京線7000番台の10両編成38本、南武線に8000番台の6両編成35本が投入された。2017年には青梅・五日市線用の0番台6両編成1本が南武線に転用され、8500番台に区分された。 2025年から中央線にグリーン車が導入され、2022年から2024年にかけて114両が投入された。


外観の特徴

2006年から2008年にかけて製造された0番台(以下、前期形)は列車番号表示器が前面窓上に設置された。2007年から2013年3月にかけて製造された1000番台、5000番台、3000番台ロングシート車(中期形A)は列車番号表示器が前面窓下に変更された。2007年から2013年3月にかけて製造された3000番台セミクロスシート車(中期形B)は座席配置に合わせて側窓のピラー位置が変更された。2013年4月から2019年に製造された6000番台、7000番台、8000番台、3000番台ロングシート車(後期形A)は運転席部分の鋼体構造が変更され、屋根上のランボードが前面部まで連続している点が特徴である。3000番台セミクロスシート車(後期形B)も同様に変更された。2020年に製造された0番台トタT71編成(後期形C)は運転席部分の鋼体構造の変更は採用されたが、列車番号表示器は他の0番台と同様に前面窓上に設置された。

常磐緩行線の2000番台(狭幅形)は地下鉄乗り入れ対応のため、ストレート車体で前面に非常扉が設置されている。

東海道線、東北・高崎線の3000番台のグリーン車(サロ形A)は片開き扉の2階建て車両であり、中央快速線の0番台のグリーン車(サロ形B)は両開き扉が採用された。

塗装は路線ごとに帯色が異なる。中央快速線、青梅線、五日市線の0番台は朱色(中央色)、京浜東北・根岸線の1000番台は水色(京浜色)、常磐緩行線の2000番台は青緑色(常磐色)、東海道線、東北・高崎線の3000番台はオレンジ色と緑色(湘南色)、京葉線の5000番台は赤色(京葉色)、横浜線の6000番台は黄緑と緑色(横浜色)、埼京線の7000番台は緑色(埼京色)、南武線の8000番台と8500番台は黄色と朱色と茶色(南武色)である。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/中央色

中央快速線、青梅線、五日市線に投入された0番台の姿。列車番号表示器が前面窓上に設置されている。現在もこの姿で使用されている。

豊田車両センター トタT14編成
豊田車両センター トタT14編成
撮影場所 阿佐ヶ谷駅   撮影日 2015年12月
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A11 前期形/南武色

南武線のナハN36編成の姿。2017年に青梅線、五日市線の0番台が南武線に転用され、8500番台に区分された。0番台と同様に列車番号が前面窓上に表示される点が特徴である。現在もこの姿で使用されている。

中原電車区 ナハN36編成
中原電車区 ナハN36編成
撮影場所 尻手駅   撮影日 2017年6月
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B01 中期形A/京浜色

京浜東北・根岸線の1000番台の姿。現在もこの姿で使用されている。

さいたま車両センター サイ173編成
さいたま車両センター サイ173編成
撮影場所 高輪ゲートウェイ駅   撮影日 2021年6月
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B11 中期形A/京葉色

京葉線の5000番台の姿。現在もこの姿で使用されている。

京葉車両センター ケヨ514編成
京葉車両センター ケヨ514編成
撮影場所 市川塩浜駅   撮影日 2025年2月
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B21 中期形A/湘南色

2013年までに東海道本線、東北・高崎線に投入された3000番台ロングシート車の姿。基本編成の3・6~8号車と付属編成の11~13号車がロングシート車である。現在もこの姿で使用されている。

小山車両センター ヤマU222編成
小山車両センター ヤマU222編成
撮影場所 籠原駅   撮影日 2023年4月
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C01 中期形B/湘南色

2013年までに東海道本線、東北・高崎線に投入された3000番台セミクロスシート車の姿。基本編成の1・2・9・10号車と付属編成の14・15号車がセミクロスシートである。現在もこの姿で使用されている。

国府津車両センター コツE13編成
国府津車両センター コツE13編成
撮影場所 新子安駅   撮影日 2017年6月
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D01 後期形A/埼京色

埼京・川越線の7000番台の姿。現在もこの姿で使用されている。

川越車両センター ハエ109編成
川越車両センター ハエ109編成
撮影場所 浮間舟渡駅   撮影日 2017年6月
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D11 後期形A/横浜色

横浜線の6000番台の姿。現在もこの姿で使用されている。

鎌倉車両センター クラH010編成
鎌倉車両センター クラH010編成
撮影場所 横浜駅   撮影日 2017年6月
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D21 後期形A/南武色

南武線の8000番台の姿。現在もこの姿で使用されている。

中原電車区 ナハN9編成
中原電車区 ナハN9編成
撮影場所 尻手駅   撮影日 2017年6月
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D31 後期形A/湘南色

2014年以降に東海道本線、東北・高崎線に投入された3000番台のロングシート車の姿。付属編成のヤマU233~235編成とコツE71~E74編成が該当する。うち11~13号車がロングシート車である。現在もこの姿で使用されている。

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E01 後期形B/湘南色

2014年以降に東海道本線、東北・高崎線に投入された3000番台のセミクロスシート車の姿。付属編成のヤマU233~235編成とコツE71~E74編成が該当する。うち14・15号車がセミクロスシート車である。現在もこの姿で使用されている。

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F01 後期形C/中央色

2020年に中央快速線に投入された0番台トタT71編成の姿。後期形に準じた運転台部分の鋼体構造であるが、列車番号表示器は他の0番台と同様に前面窓上に設置されている。現在もこの姿で使用されている。

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G01 狭幅形/常磐色

常磐緩行線の2000番台の姿。地下鉄乗り入れ対応のため、ストレート車体で前面に非常扉が設置されている。現在もこの姿で使用されている。

松戸車両センター マト11編成
松戸車両センター マト11編成
撮影場所 金町駅   撮影日 2024年3月
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H01 サロ形A/湘南色

東海道線、東北・高崎線のグリーン車の姿。現在もこの姿で使用されている。

国府津車両センター サロE232-3005
国府津車両センター サロE232-3005
撮影場所 新子安駅   撮影日 2017年6月
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I01 サロ形B/中央色

中央快速線のグリーン車の姿。2022年から2024年にかけて114両が製造され、2025年からグリーン車サービスが開始された。現在もこの姿で使用されている。

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