JR九州883系
《最終更新》 2017.07.07
1.概要
883系はJR九州が1994年から、日豊本線の特急「ソニック」用に製造した特急形交流電車である。最高速度130km/hの振り子車両で、485系で運行されていた特急「にちりん」と比べて所要時間を約30分短縮した。1994年から1997年にかけて製造された0番台と2008年に増結用として製造された1000番台が存在する。
2.外観の特徴
0番台は先頭部の形状に差異が存在する。0番台は1994年に製造された前期形、1995年に製造された中期形、1996年と1997年に製造された後期形に区分できる。2008年に製造された1000番台は中間車のみの存在であり、885系に準じた車体構造である。
登場時の塗装(以下、●旧塗装)はステンレス地であり、前頭部と扉部がブルーメタリックであった。また、1997年に製造された編成はそれぞれ前面色が異なり、AO6編成はシルバー(●旧塗装(銀))、AO7編成はイエロー(●旧塗装(黄))、AO8編成はブラック(●旧塗装(黒))であった。
2005年3月から2007年4月にかけて、全編成にリニューアルが施された。内外装が更新され、塗装は車体全体が青色(●新塗装)に変更された。
3.バリエーション一覧
No.
|
現状
|
特徴 |
---|---|---|
A01 | 消滅 | 前期形/●旧塗装 |
A02 | 現存 | 前期形/●新塗装 |
B01 | 消滅 | 中期形/●旧塗装 |
B02 | 現存 | 中期形/●新塗装 |
C01 | 消滅 | 後期形/●旧塗装 |
C02 | 消滅 | 後期形/●旧塗装(銀) |
C03 | 消滅 | 後期形/●旧塗装(黄) |
C04 | 消滅 | 後期形/●旧塗装(黒) |
C05 | 現存 | 後期形/●新塗装 |
D01 | 現存 | 1000番台/●新塗装 |
4.各バリエーション解説
C05 | 後期形/●新塗装 |
---|
後期形のリニューアル後の姿。AO4編成とAO5編成、AO16~AO18編成(元AO6~AO8編成)がこの姿である。
大分車両センター オイAO16編成
香椎駅 2015.03.27