JR九州813系

JR九州813系

《最終更新》 2020.09.08

1.概要

813系はJR九州が1994年から製造した交流近郊形電車である。鹿児島本線、日豊本線の福岡近郊区間に投入し、国鉄時代に製造された車両を置き換えた。


2.外観の特徴

落成時期による差異として、1994年に製造された車両(以下、前期形)は戸袋部分のビード加工が特徴であり、1995年から2005年に製造された車両(中期形)では戸袋部のビード加工が廃止された。2007年と2009年に製造された車両(後期形)は前面と側面に大型のLED式行先表示器(LED)が設置され、前頭部は車体断面が変更された。

改造による変化として、2000年から2005年頃にかけてスカートが大型なもの(強化スカート)に変更された。なお、以降に落成された車両は落成時から強化スカートである。

塗装は前頭部と側扉が赤色(標準色)であるが、福北ゆたか線用の編成は前頭部と側扉が銀色(福北色)である。2003年に製造された300番台は標準色であるが、前面ライトケースの上部に赤帯が施されていた点(標準色(赤帯))が特徴であった。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 前期形/標準色

前期形の登場時の姿。スカートの変更によって、この姿は消滅した。

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A02 前期形/標準色 [強化スカート]

前期形のスカート変更後の姿。現在もこの姿で使用されている。

南福岡車両区 ミフRM006編成
南福岡車両区 ミフRM006編成
撮影場所 吉塚駅   撮影日 2015.03.27
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A03 前期形/福北色 [強化スカート]

福北ゆたか線の前期形の姿。福北ゆたか線の電化開業にあわせて、2001年に塗装変更された。同時にスカートの変更も行われた。現在もこの姿で使用されている。

直方車両センター チクRG017編成
直方車両センター チクRG017編成
撮影場所 直方駅   撮影日 2019.12.09
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B01 中期形/標準色

200番台の落成時の姿。スカートの変更によって、この姿は消滅した。

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B02 中期形/標準色 [強化スカート]

中期形である200番台のスカート変更後および300番台の赤帯撤去後の姿。現在もこの姿で使用されている。

南福岡車両区 ミフRM202編成
南福岡車両区 ミフRM202編成
撮影場所 黒崎駅   撮影日 2019.12.08
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B03 中期形/標準色(赤帯) [強化スカート]

300番台の落成時の姿。ライトケースの上部に赤帯が配されていた。後に赤帯は消去され、この姿は消滅した。

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B04 中期形/福北色 [強化スカート]

福北ゆたか線の中期形の姿。福北ゆたか線の電化開業にあわせて、200番台1編成(チクRG228編成)が転入した。2015年には1000番台2編成も転入し、この姿になっている。

直方車両センター チクRG1003編成
直方車両センター チクRG1003編成
撮影場所 吉塚駅   撮影日 2019.12.08
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C01 後期形/標準色 [強化スカート][LED]

後期形の落成時の姿。現在もこの姿で使用されている。

南福岡車両区 ミフRM1114編成
南福岡車両区 ミフRM1114編成
撮影場所 吉塚駅   撮影日 2019.12.08
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