JR九州811系

JR九州811系

《最終更新》 2020.09.08

1.概要

811系はJR九州が1989年から製造した交流近郊形電車である。421系の置き換えを目的として、4両編成28本が投入された。全車が南福岡電車区に配置され、福岡・小倉近郊で使用されている。2017年からリニューアル改造が開始された。


2.外観の特徴

落成時期による車体の差異は生じていない。落成時の塗装は赤色と青色の帯(以下、●標準色)である。

1990年に落成されたミフPM11編成は「スペースワールド号」として、スペースワールドのPR車両であり、青帯(青帯)であったが、1996年に前頭部が赤色のデザイン(赤色)に変更された。2009年に標準色に変更された。

1995年にはミフPM8編成とPM9編成が「三井グリーンランド号」として、帯色とスカートが緑色(緑帯)に変更された。後にPM9編成はスカートが灰色(緑帯(灰スカ))に変更された。2007年には側面帯が標準色に変更され、前頭部のみが緑帯(緑帯(変))であった。2009年に標準色に変更された。

改造による変化として、2000年頃にスカートが強化形(強化形スカート)に交換された。2017年にはリニューアル改造が開始され、行先表示器のLED化(LED)や青帯への塗装変更(更新色)が施された。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 ●標準色

落成時の姿。スカート変更によって、この姿は消滅した。

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A02 ●標準色 [強化形スカート]

スカート変更後の姿。2000年頃に強化形スカートに変更された。リニューアル改造の進展によって数を減らしているが、現在も一部編成がこの姿で使用されている。

南福岡車両区 ミフPM103編成
南福岡車両区 ミフPM103編成
撮影場所 香椎駅   撮影日 2019.12.08
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B01 青帯

スペースワールド号として落成されたミフPM11編成の姿。青帯が特徴であったが、のちに塗装変更により消滅した。

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B02 赤色

塗装変更後のミフPM11編成の姿。1996年にデザインが変更された。スカート変更によって、この姿は消滅した。

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B03 赤色 [強化形スカート]

スカート変更後のミフPM11編成の姿。2000年頃に強化形スカートに変更された。2009年に一般色に変更されて消滅した。

南福岡車両区 ミフPM11編成
南福岡車両区 ミフPM11編成
撮影場所 博多駅   撮影日 2008.06.19
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C01 緑帯

三井グリーンランド号のミフPM8、ミフPM9編成の姿。1995年に三井グリーンランドの広告編成となった。スカート変更によって、この姿は消滅した。

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C02 緑帯 [強化形スカート]

スカート交換後のミフPM8編成の姿。2000年頃に強化形スカートに変更された。2007年に一般色に変更されて消滅した。

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C03 緑帯(灰スカ) [強化形スカート]

スカート交換後のミフPM9編成の姿。この編成は一般色と同様の灰色のスカートに交換された。2007年に側面帯のみ一般色に変更されたことで、この姿は消滅した。

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C04 緑帯(変) [強化形スカート]

三井グリーンランドの広告解除のミフPM9編成の姿。側面帯は一般色であるが、前頭部には緑帯が残されていた。2009年に一般色に変更されて消滅した。

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D01 更新色 [強化形スカート][LED]

リニューアル改造後の姿。2017年からリニューアル工事が施されている。現在もこの姿で使用されている。

南福岡車両区 ミフPM2013編成
南福岡車両区 ミフPM2013編成
撮影場所 香椎駅   撮影日 2019.12.08
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