JR九州811系
1.概要
811系はJR九州が1989年から製造した交流近郊形電車である。421系の置き換えを目的として、4両編成28本が投入された。全車が南福岡電車区に配置され、福岡・小倉近郊で使用されている。2017年からリニューアル改造が開始された。
2.外観の特徴
落成時期による車体の差異は生じていない。落成時の塗装は赤色と青色の帯(以下、●標準色)である。
1990年に落成されたミフPM11編成は「スペースワールド号」として、スペースワールドのPR車両であり、青帯(●青帯)であったが、1996年に前頭部が赤色のデザイン(●赤色)に変更された。2009年に標準色に変更された。
1995年にはミフPM8編成とPM9編成が「三井グリーンランド号」として、帯色とスカートが緑色(●緑帯)に変更された。後にPM9編成はスカートが灰色(●緑帯(灰スカ))に変更された。2007年には側面帯が標準色に変更され、前頭部のみが緑帯(●緑帯(変))であった。2009年に標準色に変更された。
改造による変化として、2000年頃にスカートが強化形(強化形スカート)に交換された。2017年にはリニューアル改造が開始され、行先表示器のLED化(LED)や青帯への塗装変更(●更新色)が施された。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●標準色 |
A02 | 現存 | ●標準色 [強化形スカート] |
B01 | 消滅 | ●青帯 |
B02 | 消滅 | ●赤色 |
B03 | 消滅 | ●赤色 [強化形スカート] |
C01 | 消滅 | ●緑帯 |
C02 | 消滅 | ●緑帯 [強化形スカート] |
C03 | 消滅 | ●緑帯(灰スカ) [強化形スカート] |
C04 | 消滅 | ●緑帯(変) [強化形スカート] |
D01 | 現存 | ●更新色 [強化形スカート][LED] |
4.各バリエーション解説
A02 | ●標準色 [強化形スカート] |
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スカート変更後の姿。2000年頃に強化形スカートに変更された。リニューアル改造の進展によって数を減らしているが、現在も一部編成がこの姿で使用されている。
B03 | ●赤色 [強化形スカート] |
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スカート変更後のミフPM11編成の姿。2000年頃に強化形スカートに変更された。2009年に一般色に変更されて消滅した。
C03 | ●緑帯(灰スカ) [強化形スカート] |
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スカート交換後のミフPM9編成の姿。この編成は一般色と同様の灰色のスカートに交換された。2007年に側面帯のみ一般色に変更されたことで、この姿は消滅した。
D01 | ●更新色 [強化形スカート][LED] |
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リニューアル改造後の姿。2017年からリニューアル工事が施されている。現在もこの姿で使用されている。