JR北海道785系
概要
785系はJR北海道が1990年から製造した特急形交流電車である。特急「スーパーホワイトアロー」用として1990年に4両編成5本と2両編成5本が投入された。2002年には「uシート」用車両の7両が増備され、5両編成7本と保留車の2両編成1本に組成が変更された。2007年以降は特急「スーパーカムイ」と特急「すずらん」で使用された。2017年より廃車が生じており、現在は5両編成2本のみが特急「すずらん」で運用される。
2002年の組成変更で保留車となっていた2両編成1本は2010年に特急「スーパー白鳥」の増結車として300番台に改造された。2016年に特急「スーパー白鳥」の運行終了にあわせて引退し、廃車された。
外観の特徴
1990年に投入された車両(以下、前期形)と2002年に投入された車両(後期形)では側窓の形状が異なっている。前期形は連窓であり、後期形は独立窓である。なお、後期形は中間車のみ製造された。後年の改造による変化として、2001年に着雪を低減するために前面窓上部に導風器の設置とスカートの形状変更(着雪対策)が全車両に実施された。2005年からリニューアル改造が実施され、前面愛称表示器がフルカラーLED式(FC-LED)に変更された。2010年には余剰車が「スーパー白鳥」用に改造され、前面貫通扉を閉塞のうえ、幕式の前面愛称表示器が設置(貫通扉閉塞)された。
落成時の塗装は窓部が黒で黄緑と青紫の帯(●標準色)であり、「スーパー白鳥」用の300番台のみは789系0番台に準じた窓まわりが黒で扉部が黄緑(●白鳥色)である。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●標準色 |
A02 | 消滅 | 前期形/●標準色 [着雪対策] |
A03 | 現存 | 前期形/●標準色 [着雪対策][FC-LED] |
A11 | 消滅 | 前期形/●白鳥色 [着雪対策][貫通扉閉塞] |
B01 | 現存 | 後期形/●標準色 |
各バリエーション解説
A02 | 前期形/●標準色 [着雪対策] |
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着雪対策改造後の姿。2001年に着雪を低減するための改造が施された。変化点は前面窓上部に導風器の設置とスカートに通風口の設置である。
A03 | 前期形/●標準色 [着雪対策][FC-LED] |
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リニューアル改造後の姿。2005年にリニューアル改造が施され、前面愛称表示器がフルカラーLED式に変更された。現在はこの姿で使用されている。
A11 | 前期形/●白鳥色 [着雪対策][貫通扉閉塞] |
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2010年に特急「スーパー白鳥」の増結車として改造されたNE-303編成の姿。種車は2002年から余剰のため保留車となっていたNE-105編成である。前面貫通扉が閉塞され、789系に準じた塗装に変更された。2016年に廃車され、この姿は消滅した。