JR北海道721系

JR北海道721系

《最終更新》 2022.07.01

概要

721系はJR北海道が1988年から製造した近郊形交流電車である。札幌圏の通勤・通学輸送と空港アクセス列車への充当を目的として投入された。2003年にかけて増備され、3両編成23本と6両編成11本が組成された。


外観の特徴

製造時期による差異として、1988年から1994年に製造された車両と2003年に製造された全室uシート車両(以下、前期形)は戸袋窓が設けられているが、2003年に製造された一般車両(後期形)は戸袋窓が廃止された。なお、後期形は中間車のみが存在する。

塗装は黄緑帯(標準色)であるが、2000年に設置された半室uシート車両はuシート部分が青帯と赤帯(半室uシート)である。2003年にuシートが全室化され、幕板部が黄緑帯、腰板部が青帯と赤帯(全室uシート)に変更された。

改造による変化として、サウF15編成のクモハ721-15は1996年頃から1998年頃まで形状が異なるスカート(試作スカート)を装着していた。


 
 

標準色
半室uシート
全室uシート
前期形
前期形
前期形
後期形
 
先頭車 中間車 先頭車
試作スカ
中間車  
A01 A02 D01
B01 B02
C01 C02

バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/標準色

1998年から1994年に製造された量産車の落成時の姿。現在もこの姿で使用されている。

札幌運転所 サウF14編成
札幌運転所 サウF14編成
撮影場所 豊幌駅   撮影日 2022.06
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A02 前期形/標準色 [試作スカート]

試作スカートを装着したクモハ721-15の姿。1996年頃からサウF15編成のクモハ721-15は形状が異なるスカートを装着していた。1998年頃に通常のスカートに復元され、この姿は消滅した。

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B01 前期形(先頭車)/半室uシート

半室uシートのクハ721形の姿。2000年からuシートサービスが開始され、クハ721形のうち6両がこの姿になった。2003年にuシートが全室化され、全室uシートに改造されたクハ721-1009を除き、クハ721形は一般車に復元された。

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B02 前期形(中間車)/半室uシート

半室uシートのサハ721形の姿。2000年からuシートサービスが開始され、サハ721形の4両がこの姿になった。2003年に全室uシートに改造され、この姿は消滅した。

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C01 前期形(先頭車)/全室uシート

全室uシートのクハ721-1009の姿。2003年にuシートが全室化され、サウF1009編成のクハ721-1009は全室uシートに改造された。同編成はサウF5001編成と併結して6両編成で快速「エアポート」の予備車として使用されたが、2013年頃に運用離脱した。2016年に普通列車の運用に復帰した。現在もこの姿で使用されてる。

札幌運転所 サウF1009編成
札幌運転所 サウF1009編成
撮影場所 小樽駅   撮影日 2020.08.29
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C02 前期形(中間車)/全室uシート

全室uシートのサハ721形の姿。2003年にuシートが全室化され、新造や半室uシート車の改造によってこの姿になった。現在もこの姿で使用されてる。

札幌運転所 サハ721-3201
札幌運転所 サハ721-3201
撮影場所 札幌駅   撮影日 2020.08.30
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D01 後期形(中間車)/標準色

2003年に増備された一般車両の姿。戸袋窓が省略されている点が特徴である。中間車両のみが存在する。現在もこの姿で使用されてる。

札幌運転所 サハ721-4101
札幌運転所 サハ721-4101
撮影場所 小樽駅   撮影日 2020.08.29
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