国鉄713系

国鉄713系

《最終更新》 2017.09.03

1.概要

713系は国鉄が1983年から製造した近郊形交流電車である。国鉄の車両では初めて、交流回生ブレーキを採用した。車体は417系に準じているが、床面高さなど細部が異なる。

長崎本線の電車化にあわせて、試作車である900番台が2両編成4本が投入された。量産化に至らず、その後の増備は行われなかった。1996年に宮崎空港線が開業し、全編成が宮崎地区に転出した。2008年から走行機器が改修され、全編成が0番台に改番された。


2.外観の特徴

登場時の塗装はクリーム色をベースに緑色の帯(以下、●国鉄色)であった。1986年に白ベースに青帯(九州色)に変更された。1996年には宮崎地区への転用改造が施され、内装の更新と車体塗装を赤色(サンシャイン色)に変更した。同時に通風器も撤去された(通風器撤去)。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 ●国鉄色

全車の登場時の姿。九州色に変更され、この姿は消滅した。

南福岡電車区 クハ712-901
南福岡電車区 クハ712-901
撮影日 CGによる再現
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A02 九州色

塗装変更後の姿。1986年からこの塗装に変更された。1996年に宮崎地区に転用され、この姿は消滅した。

南福岡電車区 クハ712-904
南福岡電車区 クハ712-904
撮影日 CGによる再現
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A03 サンシャイン色 [通風器撤去]

宮崎地区転用後の姿。1996年の宮崎空港線の開業にあわせ、全編成が改装された。現在もこの姿で使用されている。

鹿児島車両センター カコLK2編成
鹿児島車両センター カコLK2編成
撮影場所 宮崎駅   撮影日 2016.08.25
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