JR東日本651系

JR東日本651系

《最終更新》 2025年9月8日

概要

651系はJR東日本が1988年から製造した常磐線の特急「スーパーひたち」向けの特急形交直流電車である。2013年に特急「スーパーひたち」から撤退し、以後は波動用や高崎線の特急「あかぎ」・「草津」に転用された。2016年には4両編成1本が観光列車「伊豆クレイル」に改造された。2023年に特急「あかぎ」、「草津」から撤退し、全車両が廃車された。


外観の特徴

1988年度に製造された車両(以下、前期形)はスカートの開口部が直線状であり、1989年度に製造された車両(中期形)はスカート開口部の下部に丸みがつけられた。1992年に製造された車両(後期形)は前面窓下にカバーが追加された。

落成時の塗装は白とグレーに金帯(●ひたち色)である。2013年から2014年に高崎線の特急「あかぎ」・「草津」に転用され、側窓下にオレンジ帯が追加された(あかぎ色)。2016年に改造された観光列車「伊豆クレイル」は白とピンクゴールドに草模様の装飾(伊豆クレイル)が採用された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/●ひたち色

前期形の落成時の姿。1988年度に製造されたカツK101~K105・K201~K203編成は直線状のスカートの開口部が特徴である。2020年までに改造または廃車され、この姿は消滅した。

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A11 前期形/あかぎ色

前期形の転用改造後の姿。2013年から2014年に高崎線の特急「あかぎ」・「草津」に転用され、側窓下にオレンジ帯が追加された。車番は1000番台に区分された。オオOM201・OM202・OM207編成が該当する。2023年までに廃車され、クハ651-1001が郡山車両センターに保管されている。

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B01 中期形/●ひたち色

中期形の落成時の姿。1989年度に製造されたカツK106~K108・K204~K208編成は丸みがつけられたスカートの開口部が特徴である。2020年までに改造または廃車され、この姿は消滅した。

勝田車両センター カツK204編成
勝田車両センター カツK204編成
撮影場所 綾瀬駅   撮影日 2011年6月
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B11 中期形/あかぎ色

中期形の転用改造後の姿。2013年から2014年に高崎線の特急「あかぎ」・「草津」に転用され、側窓下にオレンジ帯が追加された。車番は1000番台に区分された。オオOM203~OM205・OM301・OM302編成が該当する。2023年までに廃車され、この姿は消滅した。

大宮総合車両センター オオOM203編成
大宮総合車両センター オオOM203編成
撮影場所 浦和駅   撮影日 2014年5月
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B21 中期形/伊豆クレイル

観光列車「伊豆クレイル」の姿。2016年にオオOM301編成を改造し、観光列車「伊豆クレイル」の専用車両に使用された。国府津車両センターに配置され、コツIR01編成が付与された。2020年に廃車され、この姿は消滅した。

国府津車両センター コツIR01編成
国府津車両センター コツIR01編成
撮影場所 熱海駅   撮影日 2016年8月
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C01 後期形/●ひたち色

後期形の落成時の姿。1992年に製造されたカツK109・209編成は前面窓下のカバーが特徴である。2014年までに1000番台に改造され、この姿は消滅した。

勝田車両センター カツK209編成
勝田車両センター カツK209編成
撮影場所 北千住駅   撮影日 2011年6月
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C11 後期形/あかぎ色

後期形の転用改造後の姿。2013年から2014年に高崎線の特急「あかぎ」・「草津」に転用され、側窓下にオレンジ帯が追加された。車番は1000番台に区分された。オオOM206・OM303編成が該当する。2023年までに廃車され、この姿は消滅した。

大宮総合車両センター オオOM206編成
大宮総合車両センター オオOM206編成
撮影場所 上野駅   撮影日 2021年10月
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