JR東日本651系

JR東日本651系

《最終更新》 2021.10.11

1.概要

651系はJR東日本が1988年から製造した常磐線の特急「スーパーひたち」向けの特急形交直流電車である。2013年に特急「スーパーひたち」から撤退し、以後は波動用や高崎線の特急「あかぎ」・「草津」に転用された。2016年には4両編成1本が観光列車「伊豆クレイル」に改造された。


2.外観の特徴

2.1.製造時期による差異

651系●前期形
1988年から1990年にかけて製造された車両が該当する。


651系●後期形
1992年に製造された車両が該当する。前面窓下にパーツが追加されている点が特徴である。


2.2.塗装の差異

651系ひたち●ひたち色
全車両の登場時の塗装。勝田電車区(現、勝田車両センター)に配置される車両に施されている。


651系あかぎあかぎ色
高崎線の特急「あかぎ」や「草津」などに使用される1000番台の塗装。側窓下のオレンジ色の帯が特徴である。


651系伊豆クレイル伊豆クレイル
観光列車「伊豆クレイル」に改造された1000番台の塗装。


3.特徴マトリックス図

 
●ひたち色
あかぎ色
伊豆クレイル
前期形
後期形
 
A01 B01
A11 B11
A21

4.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

5.各バリエーション解説

A01 前期形/●ひたち色

0番台の前期形の姿。勝田車両センター(旧 勝田電車区)に配置され、特急「スーパーひたち」などで2013年まで、特急「フレッシュひたち」に2015年まで使用された。以降は臨時列車や常磐線(いわき以北)の普通列車に使用された。2020年までに廃車され、この姿は消滅した。

勝田車両センター カツK204編成
勝田車両センター カツK204編成
撮影場所 綾瀬駅   撮影日 2011.06.04
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A11 前期形/あかぎ色

1000番台の前期形の姿。2013年から2014年に0番台から改造された。大宮総合車両センターに配置され、特急「あかぎ」や「草津」などに使用される。

大宮総合車両センター オオOM203編成
大宮総合車両センター オオOM203編成
撮影場所 浦和駅   撮影日 2014.05.24
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A21 前期形/伊豆クレイル

1000番台のコツIR01編成の姿。2016年に1000番台から改造された。国府津車両センターに配置され、観光列車「伊豆クレイル」に使用された。2020年に廃車され、この姿は消滅した。

国府津車両センター コツIR01編成
国府津車両センター コツIR01編成
撮影場所 熱海駅   撮影日 2016.08.11
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B01 後期形/●ひたち色

0番台の後期形の姿。カツK109編成とK209編成がこの姿であった。勝田車両センター(旧 勝田電車区)に配置され、特急「スーパーひたち」などで2013年まで使用された。撤退後は1000番台に改造され、この姿は消滅している。

勝田車両センター カツK209編成
勝田車両センター カツK209編成
撮影場所 北千住駅   撮影日 2011.06.04
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B11 後期形/あかぎ色

1000番台の後期形の姿。オオOM206編成とOM302編成がこの姿である。2013年から2014年に0番台から改造された。大宮総合車両センターに配置され、特急「あかぎ」や「草津」などに使用される。

大宮総合車両センター オオOM206編成
大宮総合車両センター オオOM206編成
撮影場所 上野駅   撮影日 2021.10.02
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