JR東海313系

JR東海313系

《最終更新》 2023年4月15日

概要

313系はJR東海が1999年から製造した近郊形直流電車である。2015年にかけて539両が投入された。

投入線区にあわせて座席配置が異なり、東海道本線名古屋地区向けの0番台は転換クロスシート、主に中央本線や関西本線向けの1000番台は扉間が転換クロスシート、車端部がクロスシートである。東海道本線静岡地区向けの2000番台はロングシート、御殿場線や身延線向けの3000番台はセミクロスシート、東海道本線快速列車向けの5000番台は全転換シート、快速「セントラルライナー」向けの8000番台は、扉間が全転換クロスシート、車端部がボックスシートである。


外観の特徴

塗装は前頭部が白色でオレンジと白帯(以下、●標準色)であり、8000番台は前頭部が銀色で窓周りにと窓下にオレンジ帯(ライナー色)である。

1999年から2001年に製造された車両は幕式行先表示器であり、転換クロスシートを採用した0番台、1000番台(以下、前期形A)は扉間の側窓が5分割、セミクロスシートの3000番台(前期形B)は4分割、ライナー用の8000番台(前期形B)は3分割である。
2006年から2015年にかけて製造された車両はフルカラーLED式行先表示器が採用され、転換クロスシートの1000番台、5000番台(以下、後期形A)は扉間の側窓が5分割、ロングシートの2000番台とセミクロスシートの3000番台(後期形B)は4分割である。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形A/●標準色

1999年に製造された0番台、1000番台の姿。現在もこの姿で使用されている。

神領車両区 シンB3編成
神領車両区 シンB3編成
撮影場所 八田駅   撮影日 2022年9月
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A02 前期形B/●標準色

1999年に製造された3000番台の姿。現在もこの姿で使用されている。

大垣車両区 カキR111編成
大垣車両区 カキR111編成
撮影場所 豊川駅付近   撮影日 2019年4月
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A03 前期形C/特別色

1999年から2001年に製造された8000番台の姿。中央本線の快速「セントラルライナー」に投入され、普通列車にも使用された。2022年に静岡車両区に転属し、静岡地区の普通列車に充当される。現在もこの姿で使用されている。

神領車両区 シンB201編成
神領車両区 シンB201編成
撮影場所 多治見駅   撮影日 2018年4月
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B01 後期形A/●標準色

2006年から2015年にかけて製造された1000番台、5000番台の姿。フルカラーLED式行先表示器が採用された。現在もこの姿で使用されている。

大垣車両区 カキY104編成
大垣車両区 カキY104編成
撮影場所 尾張一宮駅   撮影日 2022年7月
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B02 後期形B/●標準色

2006年から2007年にかけて製造された2000番台、3000番台の姿。フルカラーLED式行先表示器が採用された。現在もこの姿で使用されている。

静岡車両区 シスT7編成
静岡車両区 シスT7編成
撮影場所 東田子の浦駅   撮影日 2022年3月
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