JR西日本225系
概要
225系はJR西日本が2010年から製造した近郊形直流電車である。2012年にかけて、東海道・山陽本線に0番台の8両編成7本、4両編成3本、阪和線に5000番台の4両編成29本、福知山線に6000番台の6両編成5本、4両編成3本が投入された。
2016年以降は227系に準じた改良を採用したマイナーチェンジ車両が製造され、2021年にかけて、東海道・山陽本線に100番台の8両編成7本、6両編成8本、4両編成7本、阪和線に5000番台の6両編成11本、4両編成14本が投入された。
外観の特徴
2010年から2012年に製造された0番台、5000番台、6000番台(以下、前期形)と2016年以降に製造された100番台、5100番台(後期形)では前面デザインが異なる。後者は227系に準じた改良点が採用された。
塗装は0番台と100番台が白、青、茶色、ベージュの帯(●標準色)であり、5000番台と5100番台が青と白のグラデーション帯(●阪和色)、6000番台は標準色の前面貫通扉に朱色帯(●朱色帯)である。
改造による変化として、2015年から2018年にかけて前期形を対象に前面転落防止幌が設置された。後期形は5100番台の6両編成を除いて、落成時から設置されていた。2020年から2021年には、前期形の運行番号表示器が撤去された(運番表示器撤去)。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●標準色 |
A02 | 消滅 | 前期形/●標準色 [前面転落防止幌] |
A03 | 現存 | 前期形/●標準色 [前面転落防止幌][運番表示器撤去] |
B01 | 消滅 | 前期形/●阪和色 |
B02 | 消滅 | 前期形/●阪和色 [前面転落防止幌] |
B03 | 現存 | 前期形/●阪和色 [前面転落防止幌][運番表示器撤去] |
C01 | 消滅 | 前期形/●朱色帯 |
C02 | 消滅 | 前期形/●朱色帯 [前面転落防止幌] |
C03 | 現存 | 前期形/●朱色帯 [前面転落防止幌][運番表示器撤去] |
D01 | 現存 | 後期形/●標準色 [前面転落防止幌] |
E01 | 現存 | 後期形/●阪和色 |
E02 | 現存 | 後期形/●阪和色 [前面転落防止幌] |
各バリエーション解説
A02 | 前期形/●標準色 [前面転落防止幌] |
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0番台の前面転落防止幌設置後の姿。2015年から2018年にかけて、前面転落防止幌が設置された。2021年までに運行番号表示器が撤去され、この姿は消滅した。
A03 | 前期形/●標準色 [前面転落防止幌][運番表示器撤去] |
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0番台の運行番号表示器撤去後の姿。2020年から2021年にかけて、運行番号表示器が撤去された。現在はこの姿で使用されている。
B02 | 前期形/●阪和色 [前面転落防止幌] |
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5000番台の前面転落防止幌設置後の姿。2015年から2018年にかけて、前面転落防止幌が設置された。2021年までに運行番号表示器が撤去され、この姿は消滅した。
B03 | 前期形/●阪和色 [前面転落防止幌][運番表示器撤去] |
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5000番台の運行番号表示器撤去後の姿。2020年から2021年にかけて、運行番号表示器が撤去された。現在はこの姿で使用されている。
C02 | 前期形/●朱色帯 [前面転落防止幌] |
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6000番台の前面転落防止幌設置後の姿。2015年から2018年にかけて、前面転落防止幌が設置された。2021年までに運行番号表示器が撤去され、この姿は消滅した。
E01 | 後期形/●阪和色 |
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5100番台の6両編成の姿。併結運用が存在しないため、前面転落防止幌が設置されていない。現在もこの姿で使用されている。
E02 | 後期形/●阪和色 [前面転落防止幌] |
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5100番台の4両編成の姿。前面転落防止幌は落成時から設置されている。現在もこの姿で使用されている。