JR東日本209系

JR東日本209系

1. 概要

209系はJR東日本が1993年から製造した通勤形直流電車である。「寿命半分、価格半分、重量半分、ノーメンテナンス」をコンセプトに開発された901系の量産車として製造された。京浜東北・根岸線、南武線、八高・川越線、常磐緩行線、中央・総武緩行線に新製投入された。

番台区分が存在し、基本仕様の0番台、試作車にあたる901系から編入した900番台、川越・八高線仕様の3000番台、常磐緩行線に投入された地下鉄乗り入れ対応の1000番台、拡幅車体を採用した500番台、E231系の試作車にあたる950番台が製造された。また、東京高速臨海鉄道から購入した70-000形を編入した3100番台、0番台を房総地区向けに改造した2000番台、2100番台、南武線向けに改造した2200番台、500番台を八高・川越線に転用した3500番台が存在する。

近年は後継車の登場に伴って、廃車や転配属が生じている。2010年に京浜東北・根岸線、2017年に南武線、2018年に常磐緩行線、2019年に中央・総武緩行線から完全撤退した。その一方で、2009年から0番台に機器更新工事が施され、一部車両は房総地区に転用された。このほか、500番台が京葉線、武蔵野線、八高・川越線、1000番台が中央快速線に転用されている。2017年に2200番台の6両編成1本がサイクルトレイン「B.B.BASE」の専用車両として改造された。


2. 外観の特徴

2.1. 車体構造の差異

落成時期と製造メーカーの違いにより、車体構造に差異がある。

209系東急前期形●東急前期形
1993年に東急車輛製造とJR東日本大船工場で製造された0番台が該当する。乗務員扉の天地が低いことが特徴である。


209系東急後期形●東急後期形
1994年から1997年にかけて、東急車輛製造とJR東日本大船工場、新津車両製作所で製造された0番台が該当する。東急前期形に比べ、乗務員扉の天地が高く変更されている。また、外観に差異はないが戸閉装置は空気式から電気式に変更されている。


209系川重前期形●川重前期形
1993年2月から10月にかけて、川崎重工業で製造された0番台が該当する。東急前期形の車両に比べ、側窓の隅部のRが大きいこと、乗務員扉の天地が高いことが特徴である。


209系川重後期形●川重後期形
1993年12月から1994年にかけて、川崎重工業で製造された0番台が該当する。川重前期形からの改良点は、乗務員扉が東急後期形と共通のものに変更された点である。外観に差異はないが戸閉装置は空気式から電気式に変更されている。


209系東急試作車●東急試作車
東急車輛製造で製造された901系B編成を編入した910番台と、JR東日本大船工場で製造された901系C編成を編入した920番台の5・6号車が該当する。ドアガラスが金属支持式であり、側面大型窓が2分割されていることが特徴である。


209系ウラ90編成●川重試作車
川崎重工業で製造された901系A編成を編入した900番台と、901系C編成を編入した920番台の1~4・7~10号車が該当する。車体は川重前期形と大きな差異はないが、前面スカートが小型であることが特徴である。


209系ミツ501編成●500番台
1998年から2000年にかけて製造された500番台と500番台を八高・川越線向けに改造した3500番台が該当する。E217系に準じた拡幅車体が特徴である。行先表示器はLED式である。


209系ミツ501編成●950番台
1998年にE231系の試作車として製造された950番台が該当する。500番台に準じた車体であるが、前面が銀色である点や、乗務員扉が帯色で塗装されている点が異なる。2000年にE231系に編入され、消滅した。


209系マト81編成●1000番台
1999年に常磐緩行・地下鉄千代田線に投入された地下鉄乗り入れ対応の1000番台が該当する。前面に非常扉を備えていることが特徴である。行先表示器はLED式である。


209系ハエ62編成●3000番台(東急製)
1996年に東急車輛製造で製造された3000番台が該当する。0番台と比べ、前面FRP部の側面の黒塗装が省略されている。その他は、東急後期形に準じている。


209系ハエ61編成●3000番台(川重製)
1996年に川崎重工業で製造された3000番台が該当する。3000番台(東急製)と同様に、前面FRP部の側面の黒塗装が省略されている。その他は、川重後期形に準じている。


209系ハエ71編成●3100番台
2005年に東京臨海高速鉄道から購入した70-000形を編入した車両と、その車両の仕様に合わせて川崎重工で製造された車両が該当する。車体は70-000形の特徴を維持している。


サハ208●6扉車(0番台)
1995年から1997年にかけて製造された0番台の6扉車が該当する。京浜東北・根岸線の0番台の全編成の6号車に組み込まれていた。2010年の京浜東北・根岸線からの撤退に伴い、全車が廃車されている。


●6扉車(950番台)
1998年にE231系の試作車として製造された950番台の6扉車が該当する。拡幅車体が特徴である。2000年にE231系に編入され、消滅している。


2.2. 改造による差異

改造により以下の差異が生じている。

209系開閉窓●側窓開閉化改造
0番台、3000番台、3100番台の全車と、500番台、1000番台の先頭車は側窓の一部が開閉式に改造されている。2005年に発生した停電事故の際に換気能力の低さが問題となったため、2005年12月から側窓の開閉化改造が施された。施工された電車区によって交換箇所が異なっている。


209系強化形スカート●スカート交換
500番台と1000番台は全車が強化形スカートに変更されている。総武線と京葉線の500番台は2009年2月から3月にかけて、常磐緩行線の1000番台は2010年に施工された。また、2009年9月まで京浜東北・根岸線で活躍していたウラ80編成は、総武線への転用改造時に強化形スカートに変更されている。


209系LED●LED式行先表示器
209系の行先表示器は0番台、900番台、3000番台が幕式、500番台、950番台、1000番台、3100番台がLED式で製造されている。0番台から改造された2000番台、2100番台、2200番台は、改造時に行先表示器をLED式に変更している。0番台が京浜東北・根岸線から撤退して以降、唯一の0番台として南武線で2015年まで活躍していたナハ32編成は、2011年1月にLED式行先表示器に変更されていた。


●乗務員扉の交換
南武線のナハ1編成は2000年頃に乗務員扉を交換している。川重前期形に準じたものから、後期形に準じたものに変更されていた。(※ここでは、ナハ1編成は川重前期形として区分しているが、交換後は川重後期形として扱うこととする。)


2.3. 塗装の差異

塗装バリエーションは以下のとおりである。

209系京浜東北根岸線京浜色
京浜東北・根岸線の車両に施される塗装。帯色はスカイブルーである。0番台の大半の車両がこの塗装で製造された。900番台は量産化改造時にこの塗装に変更された。また、中央・総武緩行線から転用された500番台にも施されていた。2010年に京浜東北・根岸線からの撤退により運用を終了、転用工事までの間各地に疎開されていた。2013年に転用工事を完了、疎開されていた車両は消滅した。この塗装で現存しているのは、東京総合車両センターに保存されているクハ209-901と大宮総合車両センターで訓練車に使用されているクハ209-7のみである。


209系南武線南武色
南武線の車両に施される塗装。帯は黄色、オレンジ色、ぶどう色の3色である。0番台に施され1993年に登場、2009年に京浜東北・根岸線の0番台を改造した2200番台にも施された。2017年の撤退により、この塗装は消滅した。


209系八高線八高色
八高・川越線の車両に施される塗装。帯はオレンジ色とウグイス色である。3000番台、3100番台、3500番台に施されている。


209系総武線総武色
中央・総武緩行線の車両に施される塗装。帯は黄色である。1998年に登場した950番台と500番台に施された。


黄5号総武色(変則)
中央・総武緩行線の一部車両に施される塗装。通常の総武線色は黄1号であるのに対し、この塗装は黄5号である。京浜東北線から総武線に転用された車両がこの塗装になっている。2006年3月から10月までミツ515編成、2009年から2018年までミツ516編成に施されていた。ミツ515編成は前面と側面が黄5号であるのに対し、ミツ516編成は前面は通常の黄1号であり側帯のみ黄5号である。(画像左は黄1号、右は黄5号)


209系常磐緩行線常磐色
常磐緩行・地下鉄千代田線の車両に施される塗装。帯はエメラルドグリーン色である。1999年に登場した1000番台に施された。


209系中央快速線中央色
中央快速線の車両に施される塗装。帯はオレンジ色である。2019年に常磐緩行線から転用された1000番台に施された。


209系京葉線京葉色
京葉線の車両に施される塗装。帯はワインレッド色である。2008年に京浜東北線から転用された500番台に施された。


209系武蔵野線武蔵野色
武蔵野線の車両に施される塗装。帯はオレンジ色とぶどう色、白色である。


209系房総房総色
房総地区の車両に施される塗装。帯は黄色と青色である。京浜東北・根岸線の0番台から転用された2000番台と2100番台に施された。


209系MUE-Train●MUE-Train
試験電車であるMUE-Trainに施される塗装。白を基調とした塗装である。


209系B.B.BACE●B.B.BACE
サイクルトレイン「B.B.BASE」に施される塗装。白を基調にイラストが施されている。


3. 特徴マトリックス図



行先表示器
側窓開閉化
強化形スカート
京浜色
南武色
八高色
総武色
総武色(変)
常磐色
中央色
京葉色
武蔵野色
房総色
MUE
B.B.BACE
東急前期形 東急後期形 川重前期形 川重後期形 東急試作車 川重試作車 500番台 950番台 1000番台 3000番台
(東急製)
3000番台
(川重製)
3100番台  6扉
(0番台)
6扉
(950番台)
幕式 LED式 幕式 LED式 幕式 LED式 幕式 LED式 幕式 幕式 LED式 LED式 LED式 幕式 幕式 LED式      
                           
 
A01 A02 B01 B02 C01 C02 D01 D02 E01 F01 G21 G22 N01
B11 B12 B13 C11 D11 D12
G51 K01 K02 L01 L02 M01 M02  
G01 G02 G03 I01 O01  
G11 G12  
J01 J02 J03  
 
G31 G32  
G41  
A21 B21 C21 D21  
C31  
B14  

4. バリエーション一覧

4.1. 0番台/900番台

No.
現状
特徴

4.2. 500番台/950番台

No.
現状
特徴

4.3. 1000番台/3000番台/3100番台/サハ208形

No.
現状
特徴

5. 各バリエーション解説

A01 東急前期形/京浜色

京浜東北・根岸線用の東急前期形の姿。1993年に東急車輛製造とJR東日本大船工場で製造された車両(東急前期形)は、乗務員扉の高さが低い点が特徴である。2005年から側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ1編成
浦和電車区 ウラ1編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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A02 東急前期形/京浜色 [側窓開閉化]

京浜東北・根岸線用の東急前期形の側窓開閉化改造後の姿。2005年から全車両に施された側窓開閉化改造でこの姿になった。2010年の京浜東北・根岸線からの撤退により、転用や廃車が進行した。現在、この姿を維持するのは、大宮総合車両センター内で訓練機械として使用されているクハ209-7のみである。

浦和電車区 ウラ14編成
浦和電車区 ウラ14編成
撮影場所 根岸駅付近   撮影日 2008.04.03
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A21 東急前期形/房総色 [側窓開閉化][LED][強化形スカート]

東急前期形から改造された房総地区の2000番台の姿。2000番台は2009年から京浜東北・根岸線の0番台の前期形に機器更新と転用改造を施し、房総地区に転用した車両である。先頭車のみが存在し、東急後期形から改造された2100番台の中間車と組成する。東急前期形を種車とする車両は、乗務員扉の高さが低い特徴を維持している。現在もこの姿で使用されている。

幕張車両センター マリC409編成
幕張車両センター マリC409編成
撮影場所 蘇我駅   撮影日 2019.01.04
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B01 東急後期形/京浜色

京浜東北・根岸線用の東急後期形の姿。1994年から1997年にかけて、東急車輛製造とJR東日本大船工場、新津車両製作所で製造された車両(東急後期形)は、この姿であった。2005年から側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ19編成
浦和電車区 ウラ19編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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B02 東急後期形/京浜色 [側窓開閉化]

京浜東北・根岸線用の東急後期形の側窓開閉化改造後の姿。2005年から側窓開閉化改造が施工されている。2010年に京浜東北・根岸線から撤退し、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ45編成
浦和電車区 ウラ45編成
撮影場所 川崎駅   撮影日 2008.01.13
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B11 東急後期形/南武色

南武線用の東急後期形の姿。1997年に東急車輛製造で製造されたナハ32編成がこの姿であった。2005年から側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

中原電車区 ナハ32編成
中原電車区 ナハ32編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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B12 東急後期形/南武色 [側窓開閉化]

南武線用の東急後期形の側窓開閉化改造後の姿。2005年以降に側窓開閉化改造が施工され、この姿になった。2011年1月に行先表示器がLED式に変更され、この姿は消滅した。

中原電車区 ナハ32編成
中原電車区 ナハ32編成
撮影場所 鹿島田駅   撮影日 2010.09.20
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B13 東急後期形/南武色 [側窓開閉化][LED]

南武線の2200番台とナハ32編成のLED式行先表示器改造後の姿。2200番台は、2009年から京浜東北・根岸線の0番台に機器更新と転用改造を施し、南武線に転用された車両である。改造時に行先表示器がLED式に変更された。一方、0番台のナハ32編成は2011年1月に行先表示器がLED式に変更された。2017年までに南武線から撤退し、この姿は消滅した。

中原電車区 ナハ32編成
中原電車区 ナハ32編成
撮影場所 尻手駅   撮影日 2014.06.15
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B14 東急後期形/B.B.BACE [側窓開閉化][LED]

サイクルトレイン「B.B.BASE」の姿。2017年にナハ52編成から改造された。現在もこの姿で使用されている。

幕張車両センター マリJ1編成
幕張車両センター マリJ1編成
撮影場所 亀有駅   撮影日 2019.10.20
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B21 東急後期形/房総色 [側窓開閉化][LED][強化形スカート]

東急後期形から改造された房総地区の2100番台の姿。2100番台は2009年から京浜東北・根岸線の0番台の後期形に機器更新と転用改造を施し、房総地区に転用した車両である。現在もこの姿で使用されている。

幕張車両センター マリC440編成
幕張車両センター マリC440編成
撮影場所 本千葉駅   撮影日 2018.02.23
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C01 川重前期形/京浜色

京浜東北・根岸線用の川重前期形の姿。1993年2月から10月にかけて川崎重工業で製造された車両(川重前期形)は、乗務員扉の窓が大きい点が特徴である。2005年から側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ2編成
浦和電車区 ウラ2編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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C02 川重前期形/京浜色 [側窓開閉化]

京浜東北・根岸線用の川重前期形の側窓開閉化改造後の姿。2005年から側窓開閉化改造が施工され、この姿になった。2010年に京浜東北・根岸線から撤退し、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ8編成
浦和電車区 ウラ8編成
撮影場所 磯子駅付近   撮影日 2008.02.15
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C11 川重前期形/南武色

南武線用の川重前期形の姿。1993年に川崎重工業で製造されたナハ1編成がこの姿であった。川重前期形は乗務員扉の窓が大型であることが特徴だが、2000年頃に乗務員扉が交換され、この姿は消滅した。

中原電車区 ナハ1編成
中原電車区 ナハ1編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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C21 川重前期形/房総色 [側窓開閉化][LED][強化形スカート]

川重前期形から改造された房総地区の2000番台の姿。2000番台は2009年から京浜東北・根岸線の0番台の前期形に機器更新と転用改造を施し、房総地区に転用した車両である。0番台の東急後期形から改造された2100番台と編成を組み、先頭車のみ存在する。川重前期形を種車とする車両は、乗務員扉の窓が大きい特徴を維持している。現在もこの姿で使用されている。

鎌倉車両センター クラY1編成
幕張車両センター マリC425編成
撮影場所 成東駅   撮影日 2016.03.03
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C31 川重前期形/MUE-Train [側窓開閉化]

試験電車のMUE-trainの姿。MUE-trainは技術試験を目的として、2008年に川重前期形である京浜東北・根岸線のウラ2編成から改造された。現在もこの姿で使用されている。

川越車両センター ハエMue編成
川越車両センター ハエMue編成
撮影場所 立川駅   撮影日 2014.08.21
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D01 川重後期形/京浜色

京浜東北・根岸線用の川重後期形の姿。1993年12月から1994年にかけて、川崎重工業で製造された車両(川重後期形)は、乗務員扉が東急後期形と共通のものに変更されている。2005年から側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ16編成
浦和電車区 ウラ16編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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D02 川重後期形/京浜色 [側窓開閉化]

京浜東北・根岸線用の川重後期形の側窓開閉化改造後の姿。2005年から側窓開閉化改造が施工され、この姿になった。2010年に京浜東北・根岸線から撤退し、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ20編成
浦和電車区 ウラ20編成
撮影場所 磯子駅付近   撮影日 2008.02.15
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D11 川重後期形/南武色

南武線ナハ1編成の乗務員扉交換後の姿。1993年に製造されたナハ1編成は川重前期形であるが、2000年頃に乗務員扉が交換され、外観は川重後期形に準じたものになった。2005年以降に側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

中原電車区 ナハ1編成
中原電車区 ナハ1編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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D12 川重後期形/南武色 [側窓開閉化]

南武線ナハ1編成の側窓開閉化改造後の姿。2005年以降に側窓開閉化改造が施工された。2009年に廃車され、この姿は消滅した。

中原電車区 ナハ1編成
中原電車区 ナハ1編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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D21 川重後期形/房総色 [側窓開閉化][LED][強化形スカート]

川重後期形から改造された房総地区の2100番台の姿。2100番台は2009年から京浜東北・根岸線の0番台の後期形に機器更新と転用改造を施し、房総地区に転用した車両である。川崎重工業で製造された車両は先頭車のみが改造されている。

幕張車両センター マリC435編成
幕張車両センター マリC435編成
撮影場所 本千葉駅   撮影日 2018.02.23
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E01 東急試作車/京浜色

901系から改造された910番台と920番台(5・6号車)の姿。ドアガラスが金属支持式であり、側面大型窓が2分割されていることが特徴である。2007年に廃車され、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ90編成
浦和電車区 ウラ91編成
撮影日 CGによる再現(2019.06作成)
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F01 川重試作車/京浜色

901系から改造された900番台と920番台(5・6号車以外)の姿。車体は川重前期形と大きな差異はないが、前面スカートが小型であることが特徴である。2008年に廃車されたが、クハ209-901が東京総合車両センターに保存され、この姿を維持している。

浦和電車区 ウラ90編成
浦和電車区 ウラ90編成
撮影場所 上野駅   撮影日 2007.06.17
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G01 500番台/総武色

中央・総武緩行線の500番台の姿。2007年春に側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

三鷹車両センター ミツ501編成
三鷹車両センター ミツ501編成
撮影日 CGによる再現(2019.11作成)
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G02 500番台/総武色 [側窓開閉化]

側窓開閉化改造後の中央・総武緩行線の500番台の姿。2007年春に側窓開閉化改造が施された。2009年3月の強化形スカートへの交換完了に伴い、この姿は消滅した。

三鷹車両センター ミツ502編成
三鷹車両センター ミツ502編成
撮影場所 新宿駅   撮影日 2008.01.05
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G03 500番台/総武色 [側窓開閉化][強化形スカート]

スカート交換後の中央・総武緩行線の500番台の姿。2009年2月から3月にかけて強化形スカートに変更された。

三鷹車両センター ミツC508編成
三鷹車両センター ミツC508編成
撮影場所 新宿駅   撮影日 2017.06.29
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G11 500番台/総武色(変則)

中央・総武緩行線のミツ515編成の姿。同編成は2005年10月から2006年3月まで京浜東北・根岸線に貸出され、帯色が変更されていた。後に中央・総武緩行線に返却され、通常とは異なる黄5号の帯色に変更された。しかし、2006年10月に京浜東北・根岸線用として、正式に浦和電車区に転属、この姿は消滅した。

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G12 500番台/総武色(変則) [側窓開閉化][強化形スカート]

中央・総武緩行線のミツ516編成の姿。同編成は2009年12月に京浜東北・根岸線から転入し、塗装変更の際に側面のみ黄5号の帯色に変更された。前面は通常の黄1号である。転用改造とあわせて、スカートが強化形に変更された。

三鷹車両センター ミツC516編成
三鷹車両センター ミツC516編成
撮影場所 新小岩駅   撮影日 2017.06.29
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G21 500番台/京浜色

京浜東北・根岸線の500番台の姿。2000年11月に中央・総武緩行線から転用され、塗装が変更された。2007年春に側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

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G22 500番台/京浜色 [側窓開閉化]

側窓開閉化改造後の京浜東北・根岸線の500番台の姿。2007年春に側窓開閉化改造が施された。2009年9月に500番台が京浜東北・根岸線から撤退し、この姿は消滅した。

浦和電車区 ウラ82編成
浦和電車区 ウラ82編成
撮影場所 磯子駅   撮影日 2008.02.17
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G31 500番台/京葉色 [側窓開閉化]

京葉線の500番台の姿。2008年に京浜東北・根岸線から転用され、塗装が変更された。転用前に側窓開閉化改造は施工済みであった。2009年の強化形スカートへの交換完了に伴い、この姿は消滅した。

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G32 500番台/京葉色 [側窓開閉化][強化形スカート]

スカート交換後の京葉線の500番台の姿。2009年に強化形スカートに変更された。2010年に武蔵野線用として再び転用され、現在はケヨ34編成のみがこの姿である。

京葉車両センター ケヨ34編成
京葉車両センター ケヨ34編成
撮影場所 蘇我駅   撮影日 2017.02.15
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G41 500番台/武蔵野色 [側窓開閉化][強化形スカート]

武蔵野線の500番台の姿。2010年に京葉線から転用され、塗装が変更された。

京葉車両センター ケヨM72編成
京葉車両センター ケヨM72編成
撮影場所 南浦和駅   撮影日 2014.03.30
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G51 500番台/八高線色 [側窓開閉化][強化形スカート]

八高・川越線の3500番台の姿。2018年に中央・総武緩行線から転用され、ドアボタンの設置と塗装が変更された。

川越車両センター ハエ54編成
川越車両センター ハエ54編成
撮影場所 北八王子駅   撮影日 2019.10.19
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I01 950番台/総武色

中央・総武緩行線の950番台の姿。1998年に製造され、2000年にE231系900番台に編入された。E231系への変更に伴う外観の変化は生じていないが、209系としてのこの姿は消滅した。

三鷹電車区 ミツ24編成
三鷹電車区 ミツ24編成
撮影日 CGによる再現(2019.11作成)
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J01 1000番台/常磐色

常磐緩行線の1000番台の姿。2007年2月に側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

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J02 1000番台/常磐色 [側窓開閉化]

側窓開閉化改造後の常磐緩行線の1000番台の姿。2007年2月に側窓開閉化改造が施され、この姿になった。2010年に強化形スカートに交換され、この姿は消滅した。

松戸車両センター マト81編成
松戸車両センター マト81編成
撮影場所 松戸駅   撮影日 2009.12.05
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J03 1000番台/常磐色 [側窓開閉化][強化形スカート]

スカート交換後の常磐緩行線の1000番台の姿。2010年に強化形スカートに交換された。2019年に中央快速線に転出し、この姿は消滅した。

松戸車両センター マト82編成
松戸車両センター マト82編成
撮影場所 金町駅   撮影日 2015.05.02
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J11 1000番台/中央色 [側窓開閉化][強化形スカート]

中央快速線の1000番台の姿。2019年に常磐緩行線から転入した。現在はこの姿で使用されている。

豊田車両センター トタ81編成
豊田車両センター トタ81編成
撮影場所 高円寺駅   撮影日 2019.04.26
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K01 3000番台(東急製)/八高色

八高・川越線の東急車輛製造製の3000番台の姿。2007年に側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

川越電車区 ハエ62編成
川越電車区 ハエ62編成
撮影日 CGによる再現(2019.11作成)
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K02 3000番台(東急製)/八高色 [側窓開閉化]

側窓改造後の八高・川越線の東急車輛製造製の3000番台の姿。2007年に側窓開閉化改造が施された。2019年に同線から撤退し、現在は疎開留置されている。

川越車両センター ハエ62編成
川越車両センター ハエ62編成
撮影場所 拝島駅   撮影日 2017.07.25
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L01 3000番台(川重製)/八高色

八高・川越線の川崎重工業製の3000番台の姿。2007年に側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

川越電車区 ハエ61編成
川越電車区 ハエ61編成
撮影日 CGによる再現(2019.11作成)
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L02 3000番台(川重製)/八高色 [側窓開閉化]

八高・川越線用の川崎重工業製の3000番台の側窓改造後の姿。2007年に側窓開閉化改造が施された。2019年に同線から撤退し、現在は疎開留置されている。

川越車両センター ハエ61編成
川越車両センター ハエ61編成
撮影場所 拝島駅   撮影日 2017.09.14
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M01 3100番台/八高色

八高・川越線の3100番台の姿。2007年に側窓開閉化改造が施され、この姿は消滅した。

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M02 3100番台/八高色 [側窓開閉化]

側窓改造後の八高・川越線の3100番台の姿。2007年に側窓開閉化改造が施された。現在もこの姿で使用されている。

川越車両センター ハエ71編成
川越車両センター ハエ71編成
撮影場所 八王子駅   撮影日 2017.07.25
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N01 6扉車(0番台)/京浜色

京浜東北・根岸線の0番台に連結されていた6扉車の姿。2010年の京浜東北・根岸線からの撤退に伴って全車が廃車され、この姿は消滅した。

浦和電車区 サハ208
浦和電車区 サハ208
撮影場所 大宮駅   撮影日 2007.12.31
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O01 6扉車(950番台)/総武色

中央・総武緩行線の950番台に連結されていた6扉車の姿。2000年にE231系900番台に編入された。E231系への変更に伴う外観の変化は生じていないが、209系としてのこの姿は消滅した。

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