JR西日本207系

JR西日本207系

《最終更新》 2023年2月4日

概要

207系はJR西日本が1991年から製造した通勤形直流電車である。東海道・山陽緩行線や福知山線、JR東西線、片町線など、アーバンネットワークの普通列車を中心に運用されている。2014年から体質改善工事が施されている。


外観の特徴

番台区分として、0番台、1000番台、500番台・1500番台、2000番台が存在するが、外観に大きな差異はない。試作車として落成された車両は、当初は客扉窓が連窓風に塗装(以下、初期色)されていた点が特徴であった。量産車は全車両が濃淡の青帯(●旧塗装)であり、後に試作車も同様に変更された。

改造による変化として、2004年からスカートが下方に拡大(強化形スカート)された。また、 2005年から2006年にかけて、帯色が濃紺とオレンジ色(新塗装)に変更された。2014年には併結時に中間先頭車になる車両を対象として、前面転落防止幌が設置された。 2014年から体質改善工事が施され、行先表示器のフルカラーLED化、運転席側前面窓の小型化、塗装デザインの変更(更新色)など、外観に変化が生じた。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

5各バリエーション解説

A01 初期色

試作車の落成時の姿。量産化改造により、この姿は消滅した。

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B01 ●旧塗装

量産車の落成時の姿。また、試作車の量産化改造後の姿。2004年に強化形スカートに変更され、この姿は消滅した。

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B02 ●旧塗装 [強化形スカート]

スカート変更後の姿。2004年からスカートが強化形に変更された。塗装変更により、この姿は2006年までに消滅した。

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C01 新塗装 [強化形スカート]

塗装変更後の姿。2005年から2006年にかけて塗装が変更された。現在もこの姿で使用されている。

網干総合車両所明石支所 アカS64編成
網干総合車両所明石支所 アカS64編成
撮影場所 さくら夙川駅   撮影日 2019年7月
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C02 新塗装 [強化形スカート][前面転落防止幌]

体質改善工事が未施工の車両に前面転落防止幌が設置された姿。4両編成と3両編成の併結側の先頭車のみに見られる。体質改善工事が完了すると、この姿は消滅する。

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D01 更新色 [強化形スカート][体質改善]

体質改善工事後の姿。併結を行わない先頭車には前面転落防止幌は設置されない。

網干総合車両所明石支所 アカS32編成
網干総合車両所明石支所 アカS32編成
撮影場所 さくら夙川駅   撮影日 2019年7月
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D02 更新色 [強化形スカート][前面転落防止幌][体質改善]

体質改善施工車の前面転落防止幌設置後の姿。4両編成と3両編成の併結側の先頭車には前面転落防止幌が設置されている。運転席側の前面窓縮小改造や前照灯の改造は施されていない。

網干総合車両所明石支所 アカS8編成
網干総合車両所明石支所 アカS8編成
撮影場所 大久保駅   撮影日 2023年1月
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