JR西日本207系
概要
207系はJR西日本が1991年から製造した通勤形直流電車である。東海道・山陽緩行線や福知山線、JR東西線、片町線など、アーバンネットワークの普通列車を中心に運用されている。2014年から体質改善工事が施されている。
外観の特徴
番台区分として、0番台、1000番台、500番台・1500番台、2000番台が存在するが、外観に大きな差異はない。試作車として落成された車両は、当初は客扉窓が連窓風に塗装(以下、●初期色)されていた点が特徴であった。量産車は全車両が濃淡の青帯(●旧塗装)であり、後に試作車も同様に変更された。
改造による変化として、2004年からスカートが下方に拡大(強化形スカート)された。また、 2005年から2006年にかけて、帯色が濃紺とオレンジ色(●新塗装)に変更された。2014年には併結時に中間先頭車になる車両を対象として、前面転落防止幌が設置された。 2014年から体質改善工事が施され、行先表示器のフルカラーLED化、運転席側前面窓の小型化、塗装デザインの変更(●更新色)など、外観に変化が生じた。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●初期色 |
B01 | 消滅 | ●旧塗装 |
B02 | 消滅 | ●旧塗装 [強化形スカート] |
C01 | 現存 | ●新塗装 [強化形スカート] |
C02 | 現存 | ●新塗装 [強化形スカート][前面転落防止幌] |
D01 | 現存 | ●更新色 [強化形スカート][体質改善] |
D02 | 現存 | ●更新色 [強化形スカート][前面転落防止幌][体質改善] |
5各バリエーション解説
C01 | ●新塗装 [強化形スカート] |
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塗装変更後の姿。2005年から2006年にかけて塗装が変更された。現在もこの姿で使用されている。
C02 | ●新塗装 [強化形スカート][前面転落防止幌] |
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体質改善工事が未施工の車両に前面転落防止幌が設置された姿。4両編成と3両編成の併結側の先頭車のみに見られる。体質改善工事が完了すると、この姿は消滅する。
D02 | ●更新色 [強化形スカート][前面転落防止幌][体質改善] |
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体質改善施工車の前面転落防止幌設置後の姿。4両編成と3両編成の併結側の先頭車には前面転落防止幌が設置されている。運転席側の前面窓縮小改造や前照灯の改造は施されていない。