国鉄119系

国鉄201系

《最終更新》 2025年12月13日

概要

201系は国鉄が1979年から製造した通勤形直流電車である。1985年にかけて中央快速線、中央・総武緩行線、京阪神緩行線に1,080両が投入された。

運用路線の変化として、1986年から1996年まで武蔵野線で運行された。2001年には中央・総武緩行線から撤退し、京葉線、青梅・五日市線に転用された。2007年には京阪神緩行線から撤退し、大阪環状線、大和路線に転用された。2005年から老朽廃車が発生し、2008年に青梅・五日市線、2011年に京葉線、2019年に大阪環状線、2025年に大和路線から撤退し、全車両が廃車された。


外観の特徴

1979年に製造された試作車の900番台(以下、試作形)は側窓高さに準じた大型の戸袋窓が特徴であり、床面高や先頭車の車体長なども量産車とは異なっている。1981年以降は量産車の0番台(量産形)が製造され、側扉窓に合わせた小型の戸袋窓が特徴である。1984年以降に製造された車両はコストダウンを図るため、方向幕部分を除いて側窓が二段上昇式に変更された(軽装車)。

落成時の塗装は中央快速線が朱色(朱色)、中央・総武緩行線が黄色(黄色)、京阪神緩行線が青色(青色)である。2000年に中央・総武緩行線から京葉線に転用され、京阪神緩行線と同様の青色に変更された。2005年から2007年にかけて京阪神緩行線から大阪環状線と大和路線に転用され、大阪環状線は朱色、大和路線は黄緑色と前面に白帯(関西色)が採用された。

改造による変化として、1983年に試作車の量産化改造が施され、前面手すりが増設された。1992年にはJR東日本が保有する量産車に灰色のスカート(スカートA)が設置され、同年に中央快速線の車両に電照式種別表示器(前面表示器)が設置された。

2001年に豊田電車区で訓練車として使用されていた4両編成1本が青梅線向けの展望型電車「四季彩」に改造され、側窓の大型化や座席配置が変更された(展望改造)。車体塗装は1号車が緑色、2号車が黄色、3号車が青色、4号車が緑色を基調としていた(四季彩Ⅰ)。2005年に塗装変更が施され、白を基調に青帯(四季彩Ⅱ)が採用された。

JR西日本が保有する車両は1991年から黒色のスカート(スカートB)が設置された。2002年から屋根上の通風器が撤去された。2003年から2008年にかけて体質改善工事として雨樋、側窓、前照灯、内装が更新された(体質改善)。2005年頃にはスカートが大型化(スカートC)された。2012年から行先表示器が3色LED式(LED)に改造された。


 



朱色
黄色
青色
関西色
四季彩Ⅰ
四季彩Ⅱ
試作形
試作形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
量産形
 



量産化 前面表示器 前面表示器
スカートA
スカートA スカートA
展望改造
スカートB スカートB
通風器撤去
 スカートB
体質改善
スカートC スカートC
通風器撤去
スカートC
体質改善
スカートC
体質改善
LED
軽装車 軽装車
スカートA
軽装車
スカートB
軽装車
スカートB
通風器撤去
軽装車
スカートC
軽装車
スカートC
通風器撤去
 
A01 A02 B01 B02 B03 B04 B06 B07 B05
A11 B11 B12 B13 B14  
A21 B21 B22 B23 B24 B25 B26 B27 B28 B29 B30 B31 B32 B33
B41 B42
B51  
B52  

バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 試作形/朱色

試作車の落成時の姿。1979年に製造された900番台は試作車であり、側窓高さに準じた大型の戸袋窓が特徴である。床面高や先頭車の車体長なども量産車とは異なっている。1983年に量産化改造が施され、この姿は消滅した。

三鷹電車区 クハ201-901
三鷹電車区 クハ201-901
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
A02 試作形/朱色 [量産化改造]

試作車の量産化改造後の姿。1983年に量産化改造が施され、組成変更と前面に手すりが大型化された。1980年代後半に中央・総武緩行線に転用され、この姿は消滅した。

三鷹電車区 クハ201-901
三鷹電車区 クハ201-901
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
A11 試作形/黄色 [量産化改造]

中央・総武緩行線に転用後の試作車の姿。1980年代後半に中央・総武緩行線に転用され、車体色が黄色に変更された。1990年代前半にATS-Pが導入されたことで、編成の中間に封じ込められ、ATS-Pやスカートは設置されなかった。2001年に京葉線に転用され、この姿は消滅した。

三鷹電車区 ミツ10編成
三鷹電車区 ミツ10編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
A21 試作形/青色 [量産化改造]

京葉線に転用後の試作車の姿。2001年に京葉線に転用され、車体色が青色に変更された。ケヨ72・73編成の中間車に組成され、先頭車として本線上を運行した実績はない。2005年までに廃車され、この姿は消滅した。

京葉車両センター クハ201-902
京葉車両センター クハ201-902
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B01 量産形/朱色

中央快速線に投入された量産車の姿。側扉窓に合わせた小型の戸袋窓が特徴である。1995年までにスカートが設置され、この姿は消滅した。

三鷹電車区 クハ201-1
三鷹電車区 クハ201-1
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B02 量産形/朱色 [前面表示器]

中央快速線の前面表示器設置後の姿。1992年に前面表示板に代わって、電照式種別表示器が設置された。1995年までにスカートが設置され、この姿は消滅した。

武蔵小金井電車区 クハ201-42
武蔵小金井電車区 クハ201-42
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B03 量産形/朱色 [前面表示器][スカートA]

中央快速線の前面表示器とスカート設置後の姿。1992年に電照式種別表示器が設置され、1992年から1995年にかけてスカートが設置された。2010年までに廃車され、クハ201-1が青梅鉄道公園にて保管されている。

豊田電車区 トタH1編成
豊田電車区 トタH1編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B04 量産形/朱色 [スカートA]

中央快速線のスカート設置後の姿。1992年から1995年までにスカートが設置された。中央快速線の分割編成の中間車や青梅・五日市線の編成がこの姿であった。2010年までに廃車され、この姿は消滅した。

豊田電車区 トタ青5編成
豊田電車区 トタ青5編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B05 量産形/朱色 [軽装車][スカートA]

中央・総武緩行線から青梅・五日市線に転用されたトタ青6~10編成、青66~青72編成の姿。1984年以降に製造された軽装車である。方向幕部分を除いて二段上昇式の側窓が特徴である。2008年までに廃車され、この姿は消滅した。

豊田電車区 トタ青9編成
豊田電車区 トタ青9編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B06 量産形/朱色 [スカートC][体質改善]

大阪環状線の体質改善工事車の姿。2005年から2007年にかけて8両編成16本が京阪神緩行線から大阪環状線に転用され、車体色が朱色に変更された。2012年に行先表示器がLED式に改造され、この姿は消滅した。

森ノ宮電車区 モリLB9編成
森ノ宮電車区 モリLB9編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B07 量産形/朱色 [スカートC][体質改善][LED]

大阪環状線の行先表示器LED化後の姿。2012年から行先表示器がLED式に変更された。2019年までに廃車または大和路線に転用され、この姿は消滅した。

森ノ宮電車区 モリLB9編成
森ノ宮電車区 モリLB9編成
撮影場所 野田駅   撮影日 2015年12月
リストへ戻る
B11 量産形/黄色

中央・総武緩行線に投入された量産車の姿。車体色は黄色である。1995年までにスカートが設置され、この姿は消滅した。

中野電車区 カノ6編成
中野電車区 カノ6編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B12 量産形/黄色 [スカートA]

中央・総武緩行線のスカート設置後の姿。1992年から1995年にかけてスカートが設置された。2001年までに京葉線、青梅・五日市線に転用され、東中野列車追突事故の当該車両であったクハ201-3が保留車として残存した。2005年に廃車され、この姿は消滅した。

三鷹電車区 ミツ6編成
三鷹電車区 ミツ6編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B13 量産形/黄色 [軽装車]

中央・総武緩行線に投入された軽装車の姿。1984年以降に製造された車両はコストダウンを図るため、方向幕部分を除いて側窓が二段上昇式に変更された。1995年までにスカートが設置され、この姿は消滅した。

三鷹電車区 ミツ19編成
三鷹電車区 ミツ19編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B14 量産形/黄色 [軽装車][スカートA]

中央・総武緩行線の軽装車のスカート設置後の姿。1992年から1995年にかけてスカートが設置された。2001年までに京葉線、青梅・五日市線に転用され、この姿は消滅した。

三鷹電車区 ミツ17編成
三鷹電車区 ミツ17編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B21 量産形/青色

京阪神緩行線に投入された量産車の姿。車体色は青色である。1991年にスカートが設置され、この姿は消滅した。

高槻電車区 クハ201-61
高槻電車区 クハ201-61
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B22 量産形/青色 [スカートA]

京葉線に転用後の量産車の姿。2000年に中央・総武緩行線から転入した。2011年までに廃車され、この姿は消滅した。

京葉車両センター ケヨ71編成
京葉車両センター ケヨ71編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B23 量産形/青色 [スカートB]

京阪神緩行線のスカート設置後の姿。1991年にスカートが設置された。2005年にスカートが強化形に変更され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC2編成
明石電車区 アカC2編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B24 量産形/青色 [スカートB][通風器撤去]

京阪神緩行線の通風器撤去後の姿。2002年から一部編成の通風器が撤去された。2005年にスカートが強化形に変更され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC6編成
明石電車区 アカC6編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B25 量産形/青色 [スカートB][体質改善]

京阪神緩行線の体質改善工事車の姿。2003年から体質改善工事が施され、雨樋、側窓、前照灯、内装が更新された。2005年にスカートが強化形に変更され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC26編成
明石電車区 アカC26編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B26 量産形/青色 [スカートC]

京阪神緩行線のスカート改造後の姿。2005年に強化形スカートに変更された。当時は通風器撤去が進行していたため、非軽装車で通風器を残存した車両はアカC3編成のみであった。2008年に体質改善工事および大阪環状線に転用され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC3編成
明石電車区 アカC3編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B27 量産形/青色 [スカートC][通風器撤去]

京阪神緩行線のスカート改造後の姿。2005年に強化形スカートに変更された。一部を除いて通風器が撤去済であった。2008年までに体質改善工事および大阪環状線、大和路線に転用され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC14編成
明石電車区 アカC14編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B28 量産形/青色 [スカートC][体質改善]

京阪神緩行線の体質改善工事車のスカート改造後の姿。2005年に強化形スカートに変更された。2008年までに塗装変更され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC8編成
明石電車区 アカC8編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B29 量産形/青色 [軽装車]

京阪神緩行線に投入された軽装車の姿。1984年以降に製造された車両はコストダウンを図るため、方向幕部分を除いて側窓が二段上昇式に変更された。1991年にスカートが設置され、この姿は消滅した。

明石電車区 クハ201-143
明石電車区 クハ201-143
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B30 量産形/青色 [軽装車][スカートB]

京阪神緩行線の軽装車のスカート設置後の姿。1991年にスカートが設置された。2005年にスカートが強化形に変更され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC26編成
明石電車区 アカC26編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B31 量産形/青色 [軽装車][スカートB][通風器撤去]

京阪神緩行線の軽装車の通風器撤去後の姿。2002年から一部編成の通風器が撤去された。2005年にスカートが強化形に変更され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC32編成
明石電車区 アカC32編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B32 量産形/青色 [軽装車][スカートC]

京阪神緩行線の軽装車のスカート改造後の姿。2005年に強化形スカートに変更された。当時は通風器撤去が進行していたため、軽装車で通風器を残存した車両はアカC31編成のみであった。2008年に体質改善工事および大阪環状線に転用され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC31編成
明石電車区 アカC31編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B33 量産形/青色 [軽装車][スカートC][通風器撤去]

京阪神緩行線の軽装車のスカート改造後の姿。2005年に強化形スカートに変更された。一部を除いて通風器が撤去済であった。2008年までに体質改善工事および大阪環状線、大和路線に転用され、この姿は消滅した。

明石電車区 アカC24編成
明石電車区 アカC24編成
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B41 量産形/関西色 [スカートC][体質改善]

大和路線線の体質改善工事車の姿。2006年から2007年にかけて6両編成16本が京阪神緩行線から大和路線に転用さた。車体色は黄緑色と白帯に変更された。2012年に行先表示器がLED式に改造され、この姿は消滅した。

奈良電車区 ナラND602編成
奈良電車区 ナラND602編成
撮影場所 王寺駅   撮影日 2012年12月
リストへ戻る
B42 量産形/関西色 [スカートC][体質改善][LED]

大和路線の行先表示器LED化後の姿。2012年から行先表示器がLED式に変更された。2025年までに廃車され、この姿は消滅した。

吹田総合車両所奈良支所 ナラND615編成
吹田総合車両所奈良支所 ナラND615編成
撮影場所 平野駅付近   撮影日 2024年1月
リストへ戻る
B51 量産形/四季彩Ⅰ [スカートA][展望改造]

展望型電車「四季彩」の姿。2001年に豊田電車区の訓練車を改造し、展望型電車として青梅線に投入された。2005年に塗装変更され、この姿は消滅した。

豊田電車区 クハ200-134
豊田電車区 クハ200-134
撮影日 CGによる再現
リストへ戻る
B52 量産形/四季彩Ⅱ [スカートA][展望改造]

展望型電車「四季彩」の塗装変更後の姿。2005年に塗装が白色に変更された。2009年に廃車され、この姿は消滅した。

豊田車両センター トタW1編成
豊田車両センター トタW1編成
撮影場所 三鷹駅   撮影日 2009年7月
リストへ戻る