国鉄113系(後期形)

国鉄113系(後期形)

《最終更新》 2020.06.05

【113系(後期形)の定義】
本ページでは113系のうち以下の車両を後期形として解説する。
2000番台:クハ111-2001~2076・2101~2165、モハ112・モハ113-2001~2124
1500番台:クハ111-1501~1506・1601~1606、モハ112・モハ113-1501~1524・サハ111-1501~1511
2700番台:クハ111-2701・2702・2751・2752、モハ112・モハ113-2701~2704

1.概要

113系0'番台113系(後期形)は1979年から1982年にかけて製造された2000番台、1500番台、2700番台が該当する。落成時から冷房装置を搭載しており、ボックス席のシートピッチ拡大に伴って窓配置が変更されている。

2000番台は1980年から1982年にかけて中京地区、東海道線東京口、京阪神快速、関西線、阪和線に投入された。民営化時にはJR東日本、JR東海、JR西日本の3社に承継された。JR東日本承継車は東海道線で2006年まで使用され、以降は房総地区で2011年まで使用された。JR東海承継車は中央西線や静岡地区なとで2007年まで使用された。JR西日本承継車は京阪神快速や阪和線、福知山線、嵯峨野線など京阪神地区で使用された。京阪神地区の路線から撤退した後は広島地区や岡山地区、紀勢本線に転出した。2019年に広島地区、2020年に紀勢本線から撤退し、現在は岡山地区のみで使用されている。

1500番台は1979年から1981年にかけて横須賀・総武快速線に投入された。全車両がJR東日本に承継され、1999年まで横須賀・総武快速線で使用され、以降は東海道線や房総地区で使用された。2011年までに全車両が廃車された。

2700番台は1980年に草津線に投入され、2000番台からの編入改造車とあわせて京都地区で使用された。2003年に電化開業した小浜線でも使用された。現在は全車両が湖西線と草津線で使用されている。


2.外観の特徴

2.1.タイフォンカバーの差異

113系2000番台◆格子形
2000番台に採用されたタイフォンで、カバーはスリット状である。


113系2000番台◆蓋形
嵯峨野線や福知山線で使用された200番台とJR化後に2000番台から改造された2700番台(7700番台)に採用されたタイフォンであり、開口部を覆うタイフォンカバーが特徴である。格子形から改造されたものである。


113系2700番台◆開閉形
2700番台の新製車に採用されたタイフォンで、吹笛時に開閉するシャッターが特徴である。クハ111-2701・2702・2751・2752のみが該当する。


113系2700番台改造車◆回転形
2700番台の改造車に採用されたタイフォンで、吹笛時に左右に回転するシャッターが特徴である。クハ111-2703~2706・2753~2756のみが該当する。


113系1500番台◆高位形
1500番台に採用されたタイフォンで、2000番台と比較して前照灯とタイフォンの位置が高い点が特徴である。


2.2.改造による差異

113系40N体質改善車◆40N体質改善改造
1998年から延命工事として40N体質改善工事が施された。側窓交換、前面窓変更、雨樋の内部化、塗装変更、内装更新など大部分が更新された。


113系体質改善車◆30N体質改善改造
2002年以降に体質改善工事が施された車両は、40N体質改善工事の一部を簡略化した30N体質改善工事が施された。前面窓変更、塗装変更、内装更新が施され、側窓交換と雨樋の内部化は省略された。


113系紀勢本線ワンマン車◆紀勢改造
2002年に紀勢本線用としてモハ113・モハ112形に先頭化改造を施したクモハ113・クモハ112形7000番台が落成された。新設された前頭部は切妻で103系などに類似したデザインである。同時に体質改善工事とワンマン運転対応改造も施工されている。クモハ113・クモハ112-2058・2060の2両編成2本が存在した。


2.3.塗装の差異

113系湘南色湘南色
中京地区、東海道線東京口、京阪神快速に投入された2000番台と2700番台の落成時の塗装。113系の標準色として各路線で使用された。


113系スカ色スカ色
1500番台の落成時の塗装。横須賀・総武快速線や房総地区で使用された。後年に房総地区で使用された2000番台にも施された。


113系阪和線阪和色
阪和線で使用された2000番台に施された塗装。2011年に阪和線から撤退したことで、この塗装は消滅した。


113系関西線関西色
関西線で使用された2000番台に施された塗装。


瀬戸内色
岡山地区や広島地区で使用された2000番台に施された塗装。0'番台や700番台の中間車として組成された未更新車にこの塗装が施されていた。


113系体質改善車更新色
体質改善車に施された塗装。ベージュをベースに窓周りがブラウン、窓下に青帯である。


113系広島色広島色
広島地区の体質改善車に施された塗装。白をベースに窓周りがブラウン、窓下に青帯である。2008年に京都地区から広島地区に転属された際に115系の体質改善車と同様のこの塗装が施された。


113系小浜線小浜色
小浜線の車両に施された塗装。ベージュをベースに窓周りが青緑色、窓下に白帯である。2003年の小浜線電化開業にあわせて投入された。


113系中国地域色中国地域色
岡山地区や広島地区の車両に施された塗装。黄色の単色である。2012年からこの塗装に変更された。


113系京都地域色京都地域色
湖西線・草津線の車両に施された塗装。緑色の単色である。2010年からこの塗装に変更された。


113系和歌山色和歌山色
紀勢本線のワンマン改造車に施された塗装。2012年までこの塗装で使用された。


113系和歌山地域色和歌山地域色/和歌山地域色(黒)
紀勢本線のワンマン改造車に施された塗装。水色の単色である。2012年以降はこの塗装に使用された。HG201編成は窓周りが水色であるのに対して、HG202編成は窓周りが黒色に塗装されている点が特徴である。


3.特徴マトリックス図

 
タイフォン
 
湘南色
スカ色
阪和色
関西色
瀬戸内色
更新色
広島色
小浜色
中国地域色
京都地域色
和歌山色
和歌山地域色
和歌山地域色(黒)
後期形
格子形 蓋形 開閉形 回転形
40N更新
30N更新
40N更新
30N更新
40N更新
30N更新
40N更新
30N更新
40N更新
紀勢改造
A01 A31 B01 C01
A02
A03
A04
E01
A11 A12 A41 A42 B11 B12 C11 C12
A44 E02
A43 B13 C13
A21 A52 A53
A51 B21 B22 C21 C22
F01
F11
F12

4.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

5.各バリエーション解説

A01 後期形/湘南色 [格子形]

湘南色の2000番台の姿。中京地区、京阪神快速、東海道線東京口に投入された車両はこの姿であった。JR東海に承継された車両が2007年に廃車されたことで、この姿は一旦消滅した。2009年に房総地区のマリ117編成が塗装変更され、2011年の廃車までこの姿で使用された。現在は同編成のクハ111-2152の先頭部が千葉県いすみ市の「ぽっぽの丘」にて保存されている。

幕張車両センター マリ117編成
幕張車両センター マリ117編成
撮影場所 千葉駅   撮影日 2010.09.26
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A02 後期形/スカ色 [格子形]

スカ色の2000番台の姿。東海道線から房総地区に転用された車両がこの姿であった。2011年までに廃車され、この姿は消滅した。

幕張車両センター マリ102編成
幕張車両センター マリ102編成
撮影場所 四街道駅   撮影日 2010.07.17
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A03 後期形/阪和色 [格子形]

阪和色の2000番台の姿。阪和線に投入された車両がこの姿であった。1998年から体質改善工事が施されたことでこの姿の車両は減少し、2004年にクハ111-7041・7144が廃車されたことで先頭車としては消滅した。中間車のみが2012年まで使用された。

日根野電車区 クハ111-2021
日根野電車区 クハ111-2021
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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A04 後期形/関西色 [格子形]

関西色の2000番台の姿。関西線快速に投入された車両がこの姿であった。1989年から同列車に221系が投入されたことで撤退し、塗装変更によってこの姿は消滅した。

日根野電車区 クハ111-2036
日根野電車区 クハ111-2036
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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A11 後期形/更新色 [格子形][40N更新]

2000番台の40N更新後の姿。1998年から体質改善工事が施された。タイフォンは格子形である。京阪神快速や阪和線、広島地区で使用された。2017年までに中国地域色に変更され、この姿は消滅した。

下関総合車両所広島支所 ヒロP05編成
下関総合車両所広島支所 ヒロP05編成
撮影場所 広島駅   撮影日 2012.07.28
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A12 後期形/更新色 [格子形][30N更新]

2000番台の30N更新後の姿。2002年以降に体質改善工事が施された車両は、施工内容を見直した30N更新が施された。2008年から広島地区で使用されたヒロF04編成は格子形のタイフォンであった。2012年に同編成が115系に改造され、この姿は消滅した。

広島運転所 ヒロF04編成
広島運転所 ヒロF04編成
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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A21 後期形/中国地域色 [格子形][40N更新]

40N更新が施された2000番台の塗装変更後の姿。広島地区で使用された車両は2017年までにこの塗装に変更された。阪和線から転入した車両はタイフォンカバーが格子形である。2015年から2019年にかけて岡山地区に転出し、現在もこの姿で使用されている。

岡山電車区 オカB16編成
岡山電車区 オカB16編成
撮影場所 中庄駅   撮影日 2019.12.07
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A31 後期形/湘南色 [蓋形]

嵯峨野線で使用された2000番台の姿。1990年に嵯峨野線の電化開業用として網干電車区から向日町運転所に転属した。蓋形のタイフォンカバーが取り付けられた。更新工事が施され、この姿は消滅した。

京都総合運転所 クハ111-7613
京都総合運転所 クハ111-7613
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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A41 後期形/更新色 [蓋形][40N更新]

2000番台の40N更新後の姿。1998年から体質改善工事が施された。福知山線や京都地区で使用された車両は蓋形のタイフォンカバーが取り付けられた。2000番台から改造された2700番台(7700番台)も同様の姿であった。2017年までに塗装が変更され、この姿は消滅した。

宮原総合運転所 ミハS34編成
宮原総合運転所 ミハS34編成
撮影場所 大阪駅   撮影日 2007.04.07
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A42 後期形/更新色 [蓋形][30N更新]

2000番台の30N更新後の姿。2002年以降に体質改善工事が施された車両は、施工内容を見直した30N更新が施された。京都地区で使用された車両は蓋形のタイフォンカバーが設置されている。2008年から2010年にかけて塗装変更のうえ広島地区に転用され、この姿は消滅した。

京都総合運転所 クハ111-7601
京都総合運転所 クハ111-7601
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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A43 後期形/小浜色 [蓋形][40N更新]

小浜線のフチW3編成(→W43編成)の姿。2003年に京都地区から小浜線に転用された。同編成は転用に合わせて2000番台から2700番台(7700番台)に改造された車両であり、蓋形のタイフォンカバーが特徴である。2007年に京都地区に転用され、塗装変更によりこの姿は消滅した。

福知山電車区 クハ111-7759
福知山電車区 クハ111-7759
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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A44 後期形/広島色 [蓋形][30N更新]

広島地区に転用された2000番台の30N更新車の姿。2008年から2010年にかけて京都地区から広島地区に転用され、広島色に変更された。廃車や塗装変更でこの姿の車両は減少し、2016年以降は福知山電車区の訓練車であるF08編成のみが現存する。

福知山電車区 フチF08編成
福知山電車区 フチF08編成
撮影場所 福知山電車区周辺   撮影日 2019.07.21
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A51 後期形/京都地域色 [蓋形][40N更新]

40N更新が施された2700番台改造車の塗装変更後の姿。JR化後に2700番台に改造された車両は蓋形のタイフォンが特徴である。2013年までに京都地域色に変更された。現在もこの姿で使用されている。

吹田総合車両所京都支所 キトL3編成
吹田総合車両所京都支所 キトL3編成
撮影場所 山科駅   撮影日 2018.06.17
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A52 後期形/中国地域色 [蓋形][40N更新]

40N更新が施された2000番台の塗装変更後の姿。広島地区で使用された車両は2017年までにこの塗装に変更された。福知山線から転入した車両は蓋形のタイフォンカバーが設置されている。2015年から2019年にかけて岡山地区に転出し、現在もこの姿で使用されている。

岡山電車区 オカB12編成
岡山電車区 オカB12編成
撮影場所 中庄駅   撮影日 2019.12.07
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A53 後期形/中国地域色 [蓋形][30N更新]

中国地域色の30N更新車の姿。広島地区で使用された車両は2017年までにこの塗装に変更された。このうち先頭車に施されたのは、2013年のヒロF13編成のみであった。同編成は2019年に廃車され先頭車は消滅した。中間車は2015年から2019年にかけて岡山地区に転出し、現在もこの姿で使用されている。

下関総合車両所広島支所 クハ111- 2046
下関総合車両所広島支所 クハ111- 2046
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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B01 後期形/湘南色 [開閉形]

2700番台の新製車の落成時の姿。2700番台は新製車と改造車が存在し、新製車は開閉形のタイフォンが特徴である。後に体質改善工事が施され、この姿の車両は消滅した。

宮原電車区 クハ111- 2751
宮原電車区 クハ111- 2751
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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B11 後期形/更新色 [開閉形][40N更新]

2700番台新製車の40N更新後の姿。クハ111-7702・7752、モハ113・112-7702の4両は40N更新工事が施された。2013年に京都地域色に変更され、この姿は消滅した。

京都総合運転所 クハ111-7752
京都総合運転所 クハ111-7752
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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B12 後期形/更新色 [開閉形][30N更新]

2700番台新製車の30N更新後の姿。クハ111-7701・7751,モハ113・112-7701の4両は30N更新工事が施された。2011年に京都地域色に変更され、この姿は消滅した。

京都総合運転所 クハ111-7751
京都総合運転所 クハ111-7751
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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B13 後期形/小浜色 [開閉形][40N更新]

小浜線のフチW1編成(→W42編成)の姿。2003年に京都地区から小浜線に転用された。同編成は40N更新が施された2700番台新製車で構成され、開閉形のタイフォンが特徴である。2007年に京都地区に再転用され、塗装変更によりこの姿は消滅した。

福知山電車区 クハ111-7752
福知山電車区 クハ111-7752
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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B21 後期形/京都地域色 [開閉形][40N更新]

40N更新が施された2700番台新製車の塗装変更後の姿。2013年に京都地域色に変更された。キトL16編成として現在も使用されている。

京都総合運転所 クハ111-7752
吹田総合車両所京都支所 クハ111-7752
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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B22 後期形/京都地域色 [開閉形][30N更新]

30N更新が施された2700番台新製車の塗装変更後の姿。2011年に京都地域色に変更された。キトL12編成として現在も使用されている。

吹田総合車両所京都支所 キトL12編成
吹田総合車両所京都支所 キトL12編成
撮影場所 貴生川駅   撮影日 2018.09.15
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C01 後期形/湘南色 [回転形]

2700番台の改造車の姿。2700番台は新製車と改造車が存在し、国鉄時代に改造された車両は回転形のタイフォンが特徴である。後に体質改善工事が施され、この姿の車両は消滅した。

宮原電車区 クハ111- 2753
宮原電車区 クハ111- 2753
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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C11 後期形/更新色 [回転形][40N更新]

2700番台改造車の40N更新後の姿。国鉄時代に改造された車両は回転形のタイフォンが特徴である。1998年から体質改善工事が施された。2013年までに京都地域色に変更され、この姿は消滅した。

京都総合運転所 クハ111-7756
京都総合運転所 クハ111-7756
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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C12 後期形/更新色 [回転形][30N更新]

2700番台改造車の30N更新後の姿。国鉄時代に改造された車両は回転形のタイフォンが特徴である。2002年以降に体質改善工事が施された車両は、施工内容を見直した30N更新が施された。2013年までに京都地域色に変更され、この姿は消滅した。

吹田総合車両所京都支所 キトL14編成
吹田総合車両所京都支所 キトL14編成
撮影場所 京都駅   撮影日 2012.12.27
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C13 後期形/小浜色 [回転形][40N更新]

小浜線のフチW2編成(→W46編成)の姿。2003年に京都地区から小浜線に転用された。同編成は国鉄時代に改造された2700番台で構成されており、回転形のタイフォンが特徴である。2007年に京都地区に再転用され、塗装変更によりこの姿は消滅した。

福知山電車区 クハ111-7756
福知山電車区 クハ111-7756
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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C21 後期形/京都地域色 [回転形][40N更新]

40N更新が施された2700番台改造車の塗装変更後の姿。国鉄時代に改造された車両は回転形のタイフォンが特徴である。2013年までに京都地域色に変更された。現在もこの姿で使用されている。

吹田総合車両所京都支所 キトL15編成
吹田総合車両所京都支所 キトL15編成
撮影場所 京都駅   撮影日 2019.07.20
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C22 後期形/京都地域色 [回転形][30N更新]

30N更新が施された2700番台改造車の塗装変更後の姿。国鉄時代に改造された車両は回転形のタイフォンが特徴である。2013年までに京都地域色に変更された。現在もこの姿で使用されている。

吹田総合車両所京都支所 キトL14編成
吹田総合車両所京都支所 キトL14編成
撮影場所 山科駅   撮影日 2018.06.17
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D01 後期形/スカ色 [高位形]

スカ色の1500番台の姿。総武快速・横須賀線に投入された。1999年に同線から撤退して以降は房総地区で使用された。2011年までに廃車され、この姿は消滅した。

幕張車両センター マリS224編成
幕張車両センター マリS224編成
撮影場所 木更津駅   撮影日 2010.07.17
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D02 後期形/湘南色 [高位形]

湘南色の1500番台の姿。1997年頃に総武快速・横須賀線から東海道線に転用された車両が塗装変更でこの姿になった。2005年に廃車され、この姿は消滅した。

国府津電車区 コツS95編成
国府津電車区 コツS95編成
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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E01 後期形/瀬戸内色

瀬戸内色の2000番台の姿。岡山地区や広島地区に転用された未更新車がこの姿であった。最初にこの姿になったのは、2005年に阪和線から岡山地区に転用されたヒネF404編成のモハ113・112-7057であった。しかし同年に発生した福知山線脱線事故の影響で阪和線に戻り、2008年に阪和色に変更されたことで、この姿は一旦消滅した。2009年に京都地区と阪和線から広島地区に転用されたヒロF09、F15編成は塗装変更でこの姿になった。2013年までに廃車され、この姿は消滅した。

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E02 後期形/広島色 [40N更新]

広島地区に転用された2000番台の40N更新車の姿。2008年から2010年にかけて京都地区から広島地区に転用され、塗装が変更された。40N更新車であったのは中間車のみであった。2016年までに転属し、現在は福知山電車区の訓練車であるF08編成がこの姿である。

福知山電車区 モハ113-2052
福知山電車区 モハ113-2052
撮影場所 福知山電車区周辺   撮影日 2019.07.21
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F01 後期形/和歌山色 [紀勢改造]

紀勢本線の短編成化改造車の姿。2002年にモハ112形・モハ113形を種車として、紀勢本線向けの2両編成2本が落成された。先頭化改造と40N更新に準じた改造が施された。塗装はオーシャングリーンにラベンダー色の帯であった。2012年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

日根野電車区 クモハ112-2058
日根野電車区 クモハ112-2058
撮影日 CGによる再現(2020.06作成)
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F11 中期形/和歌山地域色 [紀勢改造]

日根野電車区のHG201編成の姿。2012年に和歌山地域色に変更された。前面窓まわりが水色である点が特徴である。2020年に廃車され、この姿は消滅した。

吹田総合車両所日根野支所 ヒネHG201編成
吹田総合車両所日根野支所 ヒネHG201編成
撮影場所 和歌山駅   撮影日 2018.08.26
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F12 中期形/和歌山地域色(黒) [紀勢改造]

日根野電車区のHG202編成の姿。2012年に和歌山地域色に変更された。前面窓まわりが黒色である点が特徴である。2020年に廃車され、この姿は消滅した。

吹田総合車両所日根野支所 ヒネHG202編成
吹田総合車両所日根野支所 ヒネHG202編成
撮影場所 紀伊田辺駅   撮影日 2018.08.26
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