国鉄111系

国鉄111系

《最終更新》 2020.05.16

【111系の定義】
本ページにおいては、クハ111-1~45・301~330、モハ111・モハ110-1~64を111系として扱う。111系のグリーン車として製造されたサロ111-1~34については、113系のページで扱う。

1.概要

111系は国鉄が1962年から製造した近郊形直流電車である。通勤利用が多い東海道本線東京口への投入を目的として、401系に準じた車体で設計された。翌1963年には主電動機の出力増強を図った113系が登場し、111系としての増備は終了した。113系は電動車のみの変更であったため、付随車のクハ111形、サロ111形は111系の続番で増備が継続された。

新製時は大船電車区と静岡運転所に配置され、東海道本線東京口と横須賀線で使用された。後に113系の改良車が東海道本線と横須賀線に投入されたことで、大船電車区に配置されていた車両は1969年頃から1975年頃にかけて他線区に転用された。一部が静岡運転所に配置されたほか、モハ111形とモハ110形は山陽本線電化開業用として広島運転所に配置された。クハ111形は中央西線用に神領電車区、大阪万博輸送と「新快速」の運行開始にあわせて網干電車区、関西線電化開業用として鳳電車区に配置された。

1984年から老朽化に伴う廃車が生じたが、1987年には高松地区の電化開業用として、4両編成3本が静岡運転所から高松運転所に転出した。翌1988年には瀬戸大橋線の開業にあわせて、国鉄清算事業団が保有していた除籍車両を復籍のうえで4両編成2本が追加投入された。

1987年の民営化時にはJR東海とJR西日本、JR四国が承継した。JR東海はクハ111形のみを中央西線で使用していたが1989年までに廃車した。JR四国は高松地区で4両編成5本を運行していたが、6000系と113系の投入によって2001年までに廃車された。JR西日本は関西線や京阪神快速でクハ111形のみを使用していたが、非冷房車は1991年までに廃車した。冷房改造車については京阪神快速で2004年まで使用された。一部は下関地区に転出したが、2006年までに全車両が廃車された。


2.外観の特徴

2.1.落成時の差異

111系111系の製造は1962年5月から1963年2月の短期間であり、落成時期による差異は存在しない。1963年以降に落成された113系との識別点として、111系の先頭車は先頭部の雨樋が短く、乗務員扉の上部に水切りが設置されている点が特徴である。


2.2.改造による差異

111系 シールドビーム◆冷房改造(AU75冷房装置)
1975年から1978年にかけてAU75冷房装置による冷房化改造(以下、集中冷房)が施された。中央部の屋根上に1基が設置されている。対象車は関西線で113系の制御車として使用されていたクハ111-20~22・43・305・309・311・314・322であった。


111系 シールドビーム◆冷房改造(AU101冷房装置)
1988年から1989年にかけてAU101冷房装置による冷房化改造(分散冷房)が施された。JR四国が保有していたクハ111-2・6・27・28・29・303・317・323・3001・3002、モハ110・111-3・4・13・36が対象であった。


111系 シールドビーム◆前灯改造
1977年頃から一部車両で前面強化改造が施され、同時に前照灯がシールドビームに変更された。

JR四国の111系は全車両が原形の大型前照灯であったが、1989年に冷房化改造が施された車両は同時にシールドビームに変更された。


111系 雨樋延長◆雨樋延長
1981年から神領電車区や大垣電車区などに配置されていた車両の一部を対象として、先頭車両の雨樋が乗務員室扉の上部まで延長された。改造後も水切りが残置されていたため、113系とは異なった外観であった。


111系 側窓改造◆側窓改造
JR四国の111系は保全工事にあわせて一部編成を除いて側窓がユニット窓に交換された。1987年に施工されたクハ111-11・317、モハ111・モハ110-13は413系に準じたユニット窓(側窓改造A)である。1988年以降は冷房化と同時に施工され、クハ111-2・27~29・303・3001、モハ111・モハ110-3・4・24は713系の方向幕下部の窓に準じたユニット窓(側窓改造B)である。なお、クハ111-6・323、モハ111・モハ110-36は側窓改造が施されなかった。


111系 LED◆LED式前面表示器
1989年にJR四国のクハ111-2・3001の前面表示器がLED式に変更された。


111系 タイフォンカバー◆タイフォンカバー設置
1990年代に網干総合車両所に配置されていた車両の一部を対象として、タイフォンにカバーが設置された。対象車はクハ111-5314(判明分のみ)であった。


111系 金属枠◆金属枠改造
2004年頃に網干総合車両所に配置されていた車両の一部を対象として、前面窓に金属枠が設置された。対象車はクハ111-5021・5309・5311(判明分のみ)であった。


2.3.塗装の差異

111系 湘南色湘南色
落成時の塗装。落成時は全車両がこの塗装であった。1949年に開発された80系に採用されたのがはじまりであり、111系もこの塗装を踏襲した。当初は初期に落成された車両のみ前面の塗り分けが若干異なっていた。


111系 旧スカ色旧スカ色
横須賀線で使用された車両の塗装。1965年から横須賀線で運用される車両は青とクリーム色に変更された。同線で使用されていた70系電車の塗装を踏襲したものである。当初は湘南色の塗分けと同一であったが、後に青色の部分が拡大された。


111系 スカ色スカ色
横須賀線で使用された車両の塗装。1965年から横須賀線で運用される車両は青とクリーム色に変更された。1965年秋頃以降に塗装変更された車両は、塗分けラインが変更された。後にこの塗分けラインに統一された。


111系 関西色関西色
関西線で使用された車両に施された塗装。関西本線快速列車に投入された113系に1973年から採用された。同線には横須賀線から転用された113系が転入し、111系のクハ111形も含まれていた。


111系 阪和色阪和色
阪和線で使用された車両に施された塗装。阪和線の新快速に投入された113系に1972年から採用された。後に同線の113系の塗装として定着した。111系のクハ111形も113系と組成されて使用されていた。


瀬戸内色
下関地区で115系3000番台と組成されて使用されたモハ111・モハ110形に施された塗装。1982年に落成された115系3000番台の中間車として組成され、同地区の115系にあわせた塗装で使用されていた。


111系 福知山色福知山色
福知山線で使用する車両に施された塗装。同線の113系800番台で初めて採用された塗装で、113系800番台の不足を補うために投入された111系にも施された。


111系 四国色四国色
JR四国の車両に施された塗装。1987年に高松地区の電化開業にあわせて投入され、白色に水色帯であった。


3.特徴マトリックス図

冷房装置
前照灯
 
 
湘南色
旧スカ色
スカ色
関西色
阪和色
瀬戸内色
福知山色
四国色
非冷房 集中冷房 分散冷房  
原形 シールドビーム 原形 シールドビーム 原形 シールドビーム  
雨樋延長
雨樋延長
金属枠
タイフォン
カバー
雨樋延長 雨樋延長  
側窓改造A
側窓改造A
側窓改造A
側窓改造B
側窓改造A
側窓改造B
側窓B/LED
側窓改造B
 
A01 A02 不明? A03 A11 A12 A21 A22 A31 A32
B01  
B02
C01 C02 C11 C12
D01  ―  
E01  
F01  
G01 G11 G02 G12 G21 G31 G22 G61 G41 G51 G62 G42  

4.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

5.各バリエーション解説

A01 湘南色

落成時の姿。落成当初は全車両がこの姿であった。リニア鉄道館のクハ111-1がこの姿で保存されている。

静岡運転所 クハ111-1
静岡運転所 クハ111-1
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A02 湘南色 [雨樋延長]

雨樋延長改造後の姿。1981年から神領電車区や大垣電車区などに配置されていた車両の一部を対象として、先頭車両の雨樋が乗務員室扉の上部まで延長された。一部はJR東海に承継されたが、1989年までに廃車された。

神領電車区 クハ111-8
神領電車区 クハ111-8
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A03 湘南色 [雨樋延長][シールドビーム]

シールドビーム化と雨樋延長改造後の姿。神領電車区の一部車両がこの姿であった。一部はJR東海に承継されたが、1989年までに廃車された。雨樋延長改造とシールドビーム化改造の時系列については確認できていない。

神領電車区 クハ111-306
神領電車区 クハ111-306
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A11 湘南色 [集中冷房]

湘南色のAU75冷房車の姿。網干電車区で京阪神快速に使用されていた車両がこの姿であった。元は鳳電車区で関西本線に使用された車両であり、1989年から1994年にかけて奈良電車区や日根野電車区から網干電車区に転入した。あわせて塗装が湘南色に変更された。のちに一部車両は前面窓に金属枠が設置され、この姿の車両は2003年までに廃車された。

網干総合車両所 クハ111-5311
網干総合車両所 クハ111-5311
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A12 湘南色 [集中冷房][金属枠]

網干電車区のクハ111-5021・5309・5311の姿。2003年頃に前面窓の金属枠が追加された。2004年までに廃車され、この姿は消滅した。

網干総合車両所 クハ111-5311
網干総合車両所 クハ111-5311
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A21 湘南色 [集中冷房][シールドビーム]

網干電車区のクハ111-20・305・314の姿。冷房化改造とシールドビーム化改造が施されていた。元は鳳電車区で関西本線に使用された車両であり、1989年に奈良電車区から網干電車区に転入した。あわせて塗装が湘南色に変更された。1990年代にクハ111-305(→5305)・314(→5314)にタイフォンカバーが設置され、2003年にクハ111-20(→5020)が廃車されたことで、この姿は消滅した。

網干電車区 クハ111-314
網干電車区 クハ111-314
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A22 湘南色 [集中冷房][シールドビーム][タイフォンカバー]

網干電車区のクハ111-5305・5314のタイフォンカバー設置後の姿。1990年代にタイフォンカバーが設置された。このほか、冷房化改造とシールドビーム化改造が施されていた。2003年にクハ111-5305が廃車、2006年にクハ111-5314が廃車され、この姿は消滅した。

網干総合車両所 クハ111-5314
網干総合車両所 クハ111-5314
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A31 湘南色 [分散冷房][側窓改造A]

湘南色に復元されたカマB4編成のクハ111-3002の姿。2001年2月に111系の引退を記念して湘南色に変更された。冷房改造と前期タイプの側窓改造が施されていた。2001年の廃車後も同車のみ多度津工場で保管されていたが、のちに解体された。

高松運転所 クハ111-3002
高松運転所 クハ111-3002
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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A32 湘南色 [分散冷房][側窓改造B]

湘南色に復元されたカマB4編成のクハ111-29、モハ110・111-4の姿。2001年2月に111系の引退を記念して湘南色に変更された。冷房改造と後期タイプの側窓改造が施されていた。2001年に廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-29
高松運転所 クハ111-29
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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B01 旧スカ色

横須賀線で使用された車両の姿。同線で使用された車両は1965年から塗装が変更された。初期に塗装が変更された車両は湘南色と同一の塗分けであったが、のちに独自の塗分けに変更された。

大船電車区 クハ111-32
大船電車区 クハ111-32
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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B02 スカ色

横須賀線で使用された車両の姿。同線で使用された車両は1965年から塗装が変更された。1965年末以降は湘南色とは異なる塗分けに変更された。同線のATC化のために113系1000'番台が投入されたことで1972年までに撤退し、この姿は消滅した。

大船電車区 クハ111-32
大船電車区 クハ111-32
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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C01 関西色

関西線で使用された車両の姿。1972年に大船電車区から鳳電車区に転入し、塗装変更のうえで関西線で使用された。1991年までに非冷房車が廃車され、この姿は消滅した。

鳳電車区 クハ111-15
鳳電車区 クハ111-15
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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C02 関西色 [シールドビーム]

関西線で使用された車両のシールドビーム化改造後の姿。1977年頃から一部車両にシールドビーム改造が施された。1991年までに非冷房車が廃車され、この姿は消滅した。

奈良電車区 クハ111-321
奈良電車区 クハ111-321
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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C11 関西色 [集中冷房]

関西線で使用された車両の冷房化改造後の姿。1975年から1978年にかけて冷房化改造が施され、この姿になった。1989年に網干電車区に転出し、この姿は消滅した。

鳳電車区 クハ111-311
鳳電車区 クハ111-311
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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C12 関西色 [集中冷房][シールドビーム]

関西線で使用された車両の冷房化とシールドビーム化改造後の姿。1975年から1978年にかけて冷房化改造、1977年頃からシールドビーム改造が施され、この姿になった。1989年に網干電車区に転出し、この姿は消滅した。

奈良電車区 クハ111-305
奈良電車区 クハ111-305
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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D01 阪和色 [集中冷房]

阪和線で使用された車両の姿。一部車両は日根野電車区で阪和線に使用されていた。冷房化改造が施されていた。1994年までに廃車または網干電車区に転出し、この姿は消滅した。

日根野電車区 クハ111-5309
日根野電車区 クハ111-5309
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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E01 瀬戸内色

下関地区で115系3000番台と組成されて使用されたモハ111・モハ110形の姿。1982年に落成された115系3000番台の中間車として組成され、同地区の115系にあわせた塗装で使用されていた。1986年までに廃車された。

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F01 福知山色

福知山線で使用されたクハ111-32・301の姿。1987年に奈良電車区から福知山電車区に転出し、福知山線で運用された。1988年に113系800番台と同様の塗装に変更され、この姿になった。1991年に廃車された。

福知山電車区 クハ111-32
福知山電車区 クハ111-32
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G01 四国色

高松地区に転用されたクハ111-6・303、モハ110・モハ111-24・36の姿。1987年に高松地区の電化開業に合わせて、静岡運転所から高松運転所に転属した。塗装変更のうえで運用されていた。のちに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-6
高松運転所 クハ111-6
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G02 四国色 [雨樋延長]

高松地区に転用されたクハ111-28・323の姿。1987年に高松地区の電化開業に合わせて、静岡運転所から高松運転所に転属した。塗装変更のうえで運用されていた。同車は雨樋延長改造が施されていた点が特徴であった。のちに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-28
高松運転所 クハ111-28
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G11 四国色 [側窓改造A]

高松地区に転用されたクハ111-11、モハ110・モハ111-13の姿。1987年に高松地区の電化開業に合わせて、静岡運転所から高松運転所に転属した。塗装変更と側窓改造のうえで運用されていた。のちに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-11
高松運転所 クハ111-11
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G12 四国色 [側窓改造A][雨樋延長]

高松地区に転用されたクハ111-317の姿。1987年に高松地区の電化開業に合わせて、静岡運転所から高松運転所に転属した。塗装変更と側窓改造のうえで運用されていた。同車は雨樋延長改造が施されていた点が特徴であった。のちに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-317
高松運転所 クハ111-317
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G21 四国色 [分散冷房][側窓改造A]

冷房化改造後のクハ111-3002、モハ110・モハ111-13の姿。1988年に冷房化改造が施された。前期タイプの側窓改造が施されていた。クハ111-3002はクハ111-11を方向転換改造した車両であり、1988年の組成変更に伴って施工された。2001年までに廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-3002
高松運転所 クハ111-3002
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G22 四国色 [分散冷房][側窓改造A][雨樋延長]

冷房化改造後のクハ111-317の姿。1988年に冷房化改造が施された。雨樋延長改造と前期タイプの側窓改造が施されていた。2001年までに廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-317
高松運転所 クハ111-317
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G31 四国色 [分散冷房][側窓改造B]

冷房化改造後のクハ111-27・29、モハ110・モハ111-3・4・24の姿。1988年に冷房化改造と後期タイプの側窓改造が施された。一部は1988年の瀬戸大橋線開通にあわせて、国鉄清算事業団が保有していた除籍車両を復籍した車両である。2001年までに廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-29
高松運転所 クハ111-29
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G41 四国色 [分散冷房][側窓改造B][シールドビーム]

冷房化改造後のクハ111-303の姿。1988年に冷房化改造と後期タイプの側窓改造、前照灯のシールドビーム化が施された。2001年までに廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-303
高松運転所 クハ111-303
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G42 四国色 [分散冷房][側窓改造B][雨樋延長][シールドビーム]

冷房化改造後のクハ111-28の姿。1988年に冷房化改造と後期タイプの側窓改造、前照灯のシールドビーム化が施された。同車は雨樋延長改造が施されていた点が特徴であった。2001年までに廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-28
高松運転所 クハ111-28
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G51 四国色 [分散冷房][側窓改造B][シールドビーム][LED]

高松地区に転用されたクハ111-2・3001の姿。1988年の瀬戸大橋線開通にあわせて、国鉄清算事業団が保有していた除籍車両を復籍した車両である。転用にあわせて、冷房化改造、側窓改造、シールドビーム化、前面表示器のLED化が施された。1997年に廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-3001
高松運転所 クハ111-3001
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G61 四国色 [分散冷房][シールドビーム]

冷房化改造後のクハ111-6、モハ110・モハ111-36の姿。1989年に冷房化改造が施された。側窓改造が施されなかった点が特徴である。1996年に廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-6
高松運転所 クハ111-6
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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G62 四国色 [分散冷房][雨樋延長][シールドビーム]

冷房化改造後のクハ111-323の姿。1989年に冷房化改造が施された。側窓改造が施されなかった点が特徴である。同車は雨樋延長改造が施されていた。1996年に廃車され、この姿は消滅した。

高松運転所 クハ111-323
高松運転所 クハ111-323
撮影日 CGによる再現(2020.12作成)
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