JR東日本107系
《最終更新》 2018.01.14
1.概要
107系はJR東日本が1988年から製造した通勤形直流電車である。急行形電車による普通列車を置き換えるため、急行形電車の廃車部品を流用して製造された。そのため、冷房装置はクモハ107形が集中方式(AU79冷房装置)であり、クハ106形が分散方式(AU13冷房装置)である。
日光線向けに0番台が2両編成8本、高崎地区に100番台が2両編成19本投入された。0番台は2013年に廃車、100番台も2017年までに廃車された。100番台の一部は上信電鉄に譲渡された。
以下、107系の姿を解説する。
2.外観の特徴
107系は日光線向けの0番台と高崎地区の100番台が存在する。外観上は塗装が異なっている。100番台のうち、後期に製造された車両(クモハ107-106~-119、クハ106-106~-119)は戸袋窓が廃止され、窓配置が変更された。改造による変化として、2009年に0番台は全車の塗装を変更した。その他に大きな変化は生じていない。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 0番台/●旧塗装 |
A02 | 消滅 | 0番台/●新塗装 |
A03 | 消滅 | 100番台(前期形)/●高崎色 |
A04 | 現存 | 100番台(後期車)/●高崎色 |
4.各バリエーション解説
A03 | 100番台(前期形)/●高崎色 |
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100番台の前期車の姿。0番台と同様の車体である。2017年までに廃車され、この姿は消滅した。
高崎車両センター タカR3編成
高崎車両センター 2012.09.08
A04 | 100番台(後期車)/●高崎色 |
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100番台の後期車の姿。窓配置が変更され、戸袋窓が廃止されている。2017年までに廃車されたが、一部は上信電鉄に譲渡された。譲渡車は現在もこの姿で留置されている。
高崎車両センター タカR9編成
高崎駅 2012.09.08