JR貨物EH500形

JR貨物EH500形

《最終更新》 2026年4月4日

概要

EH500形はJR貨物が1997年から製造した交直流電気機関車である。首都圏から東北本線を経由して北海道まで一貫して牽引できる機関車として設計された。勾配区間に対応するため、2車体を連結したH級の大型な機関車である。試作車である900番台1両と量産車の0番台81両が投入された。

当初は東北本線の黒磯以北から津軽海峡線で使用されたが、2016年の北海道新幹線の開業に伴って津軽海峡線から撤退し、現在は東北本線と首都圏を中心に使用される。2007年から山陽本線の関門トンネルでも使用され、2011年以降は鹿児島本線の一部にまで運行区間が拡大された。


外観の特徴

1997年に試作車として製造されたEH500-901(以下、試作形)は量産車と比べて雨樋の位置が高い点が特徴である。2000年に製造されたEF500-1・2(前期形)は雨樋を下げて箱型の車体に変更され、2000年から2002年に製造されたEH500-3~14(中期形)は前面灯具が上方に変更された。2002年から2013年に製造されたEH500-15~81(後期形)は前面ライトケースのフレームが細く変更された。

塗装はEH500-901が赤とグレーで前面に細い白帯(標準色Ⅰ)であり、EH500-1~9が濃赤色とグレーで前面に白帯(標準色Ⅱ)、EH500-10~66は赤とグレーで前面に白帯(標準色Ⅲ)、EH500-67~81は運転席側面窓の黒塗装が前面窓から独立したデザイン(標準色Ⅳ)が採用された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 試作形/標準色Ⅰ

1997年に製造されたEH500-901の姿。雨樋の位置や屋根のカーブ、車体塗装が量産車とは異なる。2020年に運用離脱し、大宮車両所に留置されている。

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B01 前期形/標準色Ⅱ

2000年3月に製造されたEH500-1・2の姿。前面灯具の位置が低いことが特徴である。現在もこの姿で使用されている。

仙台総合鉄道部 EH500-1
仙台総合鉄道部 EH500-1
撮影場所 陸前山王駅   撮影日 2018年2月
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C01 中期形/標準色Ⅱ

2000年3月から2001年1月にかけて製造されたEH500-3~9の姿。前面灯具が白帯上に変更されている。現在もこの姿で使用されている。

仙台総合鉄道部 EH500-7
仙台総合鉄道部 EH500-7
撮影場所 長町駅   撮影日 2020年11月
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C11 中期形/標準色Ⅲ

2001年8月から2002年3月にかけて製造されたEH500-10~14の姿。車体色が試作車と同様に赤に変更され、前面帯のデザインが変更された。現在もこの姿で使用されている。

仙台総合鉄道部 EH500-11
仙台総合鉄道部 EH500-11
撮影場所 北上駅   撮影日 2020年11月
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D01 後期形/標準色Ⅲ

2002年4月から2009年にかけて製造されたEH500-15~66の姿。前面ライトケースのフレームが細く変更された。現在もこの姿で使用されている。

仙台総合鉄道部 EH500-38
仙台総合鉄道部 EH500-38
撮影場所 陸前山王駅   撮影日 2018年2月
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D11 後期形/標準色Ⅳ

2010年から2013年にかけて製造されたEH500-67~81の姿。運転席側面窓の黒塗装が前面窓から独立したデザインに変更された。現在もこの姿で使用されている。

門司機関区 EH500-67
門司機関区 EH500-67
撮影場所 千早駅   撮影日 2019年12月
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