JR貨物/東日本EF510形
1.概要
EF510形はJR貨物が2002年から製造した交直流電気機関車である。日本海縦貫線の貨物列車で使用されていたEF81形の後継として、2013年にかけて0番台の23両が投入された。また、2009年と2010年にJR東日本が寝台特急「北斗星」と「カシオペア」の牽引用として、500番台の15両を投入した。JR東日本が保有した車両は、2015年の寝台特急「北斗星」廃止、2016年の寝台特急「カシオペア」廃止に伴って、2016年までに全車両がJR貨物に譲渡された。
2.外観の特徴
JR貨物が製造した車両が0番台、JR東日本が製造した車両が500番台に区分されるものの、塗装を除いて外観上の大きな差異はない。0番台は赤色をベースとして裾部にグレーと白帯(以下、●標準色)である。量産先行車として製造されたEF510-1のみ、裾部の白帯が太い特徴がある(●標準色(初期))。
500番台は青をベースに金帯と流れ星のデザイン(●北斗星色)であり、主に寝台特急「カシオペア」に充当されたEF510-509・510のみ銀色をベースに5色の帯と流れ星のデザイン(●カシオペア色)であった。JR貨物譲渡後は流れ星のデザインが消去され、北斗星色は青と金帯の塗装(●貨物色(青))、カシオペア色は銀色の塗装(●貨物色(銀))に変更された。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 現存 | ●標準色(初期) |
A02 | 現存 | ●標準色 |
B01 | 消滅 | ●北斗星色 |
B02 | 消滅 | ●カシオペア色 |
B11 | 現存 | ●貨物色(青) |
B12 | 現存 | ●貨物色(銀) |
4.各バリエーション解説
B01 | ●北斗星色 |
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JR東日本が製造したEF510-501~508・511~515の落成時の姿。主に寝台特急「北斗星」に充当された車両は、青をベースに金帯の塗装であり、側面に流れ星がデザインされていた。2013年から2016年にかけてJR貨物に譲渡され、塗装変更によってこの姿は消滅した。
B02 | ●カシオペア色 |
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JR東日本が製造したEF510-509・510の落成時の姿。主に寝台特急「カシオペア」に充当され、銀色をベースに5色の帯と流れ星がデザインされていた。2016年にJR貨物に譲渡され、塗装変更によってこの姿は消滅した。
B11 | ●貨物色(青) |
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EF510-501~508・511~515のJR貨物譲渡後の姿。運用前に塗装が変更され、側面の流れ星のデザインが消去された。現在もこの姿で使用されている。
B12 | ●貨物色(銀) |
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EF510-509・510のJR貨物譲渡後の姿。運用前に塗装が変更され、帯と流れ星のデザインが消去された。現在もこの姿で使用されている。