JR貨物EF210形
概要
EF210形はJR貨物が1996年から製造した直流電気機関車である。1996年に試作車の900番台1両、1998年に量産車の0番台18両、2000年から2011年にかけて改良型の100番台73両、2012年から2025年にかけて後補機運用に対応した300番台77両投入された。東海道・山陽本線および首都圏、関西、四国の貨物列車に使用される。
外観の特徴
1996年に試作車として製造された900番台(以下、試作形)は前頭部屋根の左右の切欠きが特徴である。1998年に製造された0番台(前期形)は前頭部屋根の切欠きが上部に変更された。2000年から2011年にかけて製造された100番台(中期形)は乗務員扉の雨樋が前面窓の雨樋と一体化された。2012年以降に製造された300番台(後期形)は連結器の緩衝器を大型化するために、前頭部の台枠とスカートが延長されている。
落成時の塗装は900番台、0番台、100番台は青とグレーに白帯であり、900番台は側面のグレー色の面積が大きく(●旧塗装Ⅰ)、0番台は側面のグレー色の面積を縮小(●旧塗装Ⅱ)し、100番台は運転席側窓の黒色の塗分けが変更された(●旧塗装Ⅲ)。300番台は青に黄帯(●新塗装Ⅰ)である。2018年から900番台、0番台、100番台が塗装簡略化のために、青に白帯(●新塗装Ⅱ)に変更されている。
バリエーション一覧
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No.
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現状
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特徴 |
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| A01 | 消滅 | 試作形/●旧塗装Ⅰ |
| A11 | 現存 | 試作形/●新塗装Ⅱ |
| B01 | 消滅 | 前期形/●旧塗装Ⅱ |
| B11 | 現存 | 前期形/●新塗装Ⅱ |
| C01 | 現存 | 中期形/●旧塗装Ⅰ |
| C11 | 現存 | 中期形/●新塗装Ⅱ |
| D01 | 現存 | 後期形/●新塗装Ⅰ |
各バリエーション解説
| A01 | 試作形/●旧塗装Ⅰ |
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900番台の落成時の姿。量産車と比較して、側面のグレー色の面積が大きく、前頭部屋根の左右の切欠きが特徴である。2022年に塗装変更され、この姿は消滅した。
| B01 | 前期形/●旧塗装Ⅱ |
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0番台の落成時の姿。900番台と比較して、側面のグレー色の面積を縮小し、前頭部屋根の切欠きが上部変更された点が特徴である。2025年までに塗装変更され、この姿は消滅した。
| C01 | 中期形/●旧塗装Ⅰ |
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100番台の落成時の姿。乗務員扉の雨樋が前面窓の雨樋と一体化された点が特徴である。2018年から塗装変更が施され、現在は一部車両がこの姿で使用されている。
| D01 | 後期形/●新塗装Ⅰ |
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300番台の落成時の姿。連結器の緩衝器を大型化するために、前頭部の台枠とスカートが延長されている点が特徴である。塗装は青に黄帯である。現在もこの姿で使用されている。
