JR東日本E3系
概要
E3系はJR東日本が1995年から製造した新幹線電車である。2005年にかけて、秋田新幹線に0番台の6両編成26本、山形新幹線に1000番台の7両編成3本が投入された。2008年から2010年にかけて、山形新幹線に2000番台の7両編成12本が投入された。
2014年に秋田新幹線から撤退し、0番台の一部編成は山形新幹線と観光列車に転用された。山形新幹線に転用された車両は、1000番台の7両編成2本に改造され、1000番台の初期車を置き換えた。観光列車に転用された車両は、700番台に改造され、2014年に「とれいゆ」、2016年に「現美新幹線」として運行を開始した。
2020年には東北新幹線で16両編成の「やまびこ」、「なすの」から撤退し、2021年までに0番台が全廃された。2020年に「現美新幹線」、2022年に「とれいゆ」が運行を終了し、廃車された。
外観の特徴
量産先行車(以下、試作形)は灯具配置や前面形状が量産車とは異なる。0番台と1000番台(前期形)は前照灯と尾灯が前面窓下に変更され、2000番台(後期形)は前面ライトケースの形状が変更された。
落成時の塗装は、秋田新幹線の0番台が白とグレーにピンク帯(●こまち色)、山形新幹線の1000番台と2000番台は銀色とグレーに緑帯(●旧つばさ色)である。2014年から2016年にかけて、山形新幹線の1000番台と2000番台が白と紫色に黄帯(●新つばさ色)に変更された。2014年に改造された観光列車「とれいゆ」は白と黄緑色、水色に緑帯(●とれいゆ)、2016年に改造された観光列車「現美新幹線」は黒をベースにイラストのラッピング(
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 試作形/●こまち色 |
B01 | 消滅 | 前期形/●こまち色 |
B02 | 消滅 | 前期形/●旧つばさ色 |
B03 | 現存 | 前期形/●新つばさ色 |
B11 | 現存 | 前期形/●とれいゆ |
B12 | 消滅 | 前期形/●現美新幹線 |
C01 | 消滅 | 後期形/●旧つばさ色 |
C02 | 現存 | 後期形/●新つばさ色 |
各バリエーション解説
A01 | 試作形/●こまち色 |
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量産先行車の姿。1995年にS8編成として落成され、量産化改造でR1編成に変更された。2013年に廃車され、この姿は消滅した。
B01 | 前期形/●こまち色 |
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0番台の姿。2014年に秋田新幹線から撤退し、一部編成は2020年まで東北新幹線「やまびこ」、「なすの」に使用された。2021年までに廃車され、この姿は消滅した。
B03 | 前期形/●新つばさ色 |
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1000番台の塗装変更後の姿。2015年にL53編成の塗装が変更された。L54編成とL55編成は、0番台の改造によってこの姿になった。現在もこの姿で使用されている。
B11 | 前期形/●とれいゆ |
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2014年に改造された700番台「とれいゆ」の姿。車内に足湯を設置し、山形新幹線内の観光列車「とれいゆ つばさ」に使用された。2022年に廃車され、新幹線総合車両センターに留置されている。
B12 | 前期形/●現美新幹線 |
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2016年に改造された700番台「現美新幹線」の姿。上越新幹線新潟~越後湯沢間の臨時列車の「とき」に使用された。2021年に廃車され、この姿は消滅した。