JR東日本E2系

JR東日本E2系

《最終更新》 2024年3月31日

概要

E2系はJR東日本が1995年から製造した新幹線電車である。1999年にかけて、長野新幹線と東北・上越新幹線に0番台の8両編成28本が投入された。2001年以降は1000番台が製造され、2010年にかけて東北新幹線に10両編成25本が投入された。2002年には0番台の中間車両が増備され、0番台は長野新幹線用の8両編成14本と東北新幹線用の10両編成14本に組成が変更された。

2013年から2019年にかけて、0番台の全車両が廃車された。2019年以降は1000番台に廃車が生じている。現在は2010年に増備されたJ70~75編成が東北新幹線で使用される。


外観の特徴

0番台量産先行車(以下、試作形)は前頭部のノーズの傾きが直線的であり、0番台量産車(前期形)は前頭部のノーズの傾きが曲線的に変更された。2001年から2005年に製造された1000番台(中期形)は側窓が2列分の大窓に変更され、客扉はプラグドアから引き戸に変更された。2010年に増備された1000番台(後期形)は行先表示器に大型のフルカラーLEDが採用された。

当初の塗装は白と青に赤帯(あさま色)であった。2002年に東北新幹線「はやて」用に10両編成が組成され、白と青にピンク帯(はやて色)が採用された。2022年には東北・上越新幹線開業40周年記念として、J66編成が200系に準じた白をベースに緑帯(復刻色)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 試作形/あさま色

0番台量産先行車の姿。量産車とは異なる前面形状が特徴である。S6編成(→N1編成)とS7編成(→J1編成→N21編成)が該当した。2015年までに廃車され、この姿は消滅した。

長野新幹線車両センター ナシN21編成
長野新幹線車両センター ナシN21編成
撮影場所 東京駅   撮影日 2014年2月
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B01 前期形/あさま色

0番台量産車の落成時の姿。帯色は赤色であった。2002年に東北新幹線のJ編成が塗装変更され、長野新幹線のN編成がこの姿であった。2017年までN編成が廃車され、この姿は消滅した。

長野新幹線車両センター ナシN8編成
長野新幹線車両センター ナシN8編成
撮影場所 佐久平駅   撮影日 2012年1月
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B02 前期形/はやて色

0番台量産車の塗装変更後の姿。2002年に東北新幹線のJ編成が10両編成化され、帯色がピンク色に変更された。2019年までに廃車され、現在はE223-23が三和テッキ(栃木県宇都宮市)、E224-127がザ・ヒロサワ・シティー(茨城県筑西市)に保存されている。

新潟新幹線車両センター ニシJ14編成
新潟新幹線車両センター ニシJ14編成
撮影場所 大宮駅   撮影日 2016年4月
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C01 中期形/あさま色

1000番台量産先行車の落成時の姿。帯色は赤色であった。2002年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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C02 中期形/はやて色

1000番台量産車の落成時の姿。10両編成で落成され、帯色はピンク色であった。量産先行車のJ51編成も塗装変更でこの姿になった。現在もこの姿で使用されている。

新幹線総合車両センター セシJ63編成
新幹線総合車両センター セシJ63編成
撮影場所 大宮駅   撮影日 2022年11月
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C11 中期形/復刻色

200系に準じた塗装が施されたJ66編成の姿。2022年に東北・上越新幹線開業40周年記念として、J66編成が200系に準じた塗装に変更された。現在もこの姿で使用されている。

新幹線総合車両センター セシJ66編成
新幹線総合車両センター セシJ66編成
撮影場所 大宮駅   撮影日 2022年11月
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D01 後期形/はやて色

1000番台増備車の姿。2010年に製造された車両は、行先表示器に大型フルカラーLED式が採用された。現在もこの姿で使用されている。

新潟新幹線車両センター ニシJ71編成
新潟新幹線車両センター ニシJ71編成
撮影場所 大宮駅   撮影日 2021年9月
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