JR東海/西日本300系
概要
300系はJR東海とJR西日本が1990年から製造した新幹線電車である。東海道・山陽新幹線の初代「のぞみ」用の車両であり、0系の一部を置き換えた。JR東海が製造した量産先行車の9000番台(J0編成→J1編成)、量産車の0番台(J編成)、JR西日本が製造した量産車の3000番台(F編成)が存在した。700系の登場により、晩年は「ひかり」や「こだま」を中心に使用された。2012年3月までに撤退し、全車両が廃車されている。
外観の特徴
製造時期により車体形状に差異が存在する。1990年に量産先行車として製造された9000番台(以下、量産先行車)は、量産車に比べると前面窓や先頭部の形状と側窓の高さが異なっている。
量産車はJR東海が製造した0番台とJR西日本が製造した3000番台が存在するが、両者に差異はない。1992年から製造が始まり、1993年3月までに製造されたJ2~J15編成とF1~F5編成(前期形)の側扉はプラグドア、以降に製造されたJ16~J61編成とF6~F9編成(後期形)は引き戸である。
塗装は全車両が白をベースに青帯(●標準色)であるが、量産先行車のみ落成時は水色の帯(●初期色)であった。量産先行車の塗装は1993年の量産化改造と同時に標準色に変更された。
前述のとおり、量産先行車は1993年に量産化改造を実施しているが、塗装変更を除いて外観に大きな変化は生じていない。量産車については、廃車まで外観に変化を伴う大きな改造は施されなかった。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 量産先行車/●初期色 |
A02 | 現存 | 量産先行車/●標準色 |
B01 | 消滅 | 前期形/●標準色 |
B02 | 現存 | 後期形/●標準色 |
各バリエーション解説
A02 | 量産先行車/●標準色 |
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量産化改造後の量産先行車の姿。1993年の量産化改造により、量産車と同一の塗装に変更された。J1編成として2007年まで使用され、現在は322-9001がリニア・鉄道館に保存されている。
B02 | 後期形/●標準色 |
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後期形の姿。2012年までに廃車された。2013年まで323-20がリニア・鉄道館に保存されていたが、現在は解体されている。323-45が株式会社関西新幹線サービックの研修設備として使用されている。